中央大学国際経営学部に自己推薦特別入試で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「中央大学国際経営学部 自己推薦入試」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、中央大学国際経営学部に自己推薦入試で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
中央大学国際経営学部では、一般選抜の他に自己推薦入試という入試方法が用意されています。2024年の現在は国際経営学部と文学部の2つの学部を自己推薦入試を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
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自己推薦入試で合格したいなら、まず知っておくべき入試概要
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず中央大学国際経営学部の自己推薦入試の入試日程についてです。
一次出願締切 | 2024年9月7日(土) |
一次出願合否発表日 | 2024年10月14日(月) |
二次試験実施日 | 2024年10月28日(月) |
結果発表日 | 2024年11月8日(金) |
上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切なのに対して、中央大学国際経営学部の自己推薦特別入試では9月7日と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
中央大学国際経営学部の自己推薦入試における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
年度 | 倍率 |
2023年度 | 1.7倍 |
2022年度 | 1.3倍 |
2021年度 | 1.6倍 |
2020年度 | 1.5倍 |
各年度をみてみると、概ね1.5倍前後に落ち着いています。中央大学国際経営学部は、新しく設けられた学部であり、知名度もまだあまり高くないことが、倍率が低い理由のひとつとなっていると考えられます。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね1.5倍で推移しているということは、出願しない理由がありません。かなり高い確率で合格が可能なため、万全の準備を持って確実に合格を狙いましょう。また、早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学などもう1段階高いレベルの大学を、チャレンジ校として受験することもできます。
2020年以降は平均して90名ほどが受験をし、60名程度が合格しています。多少、出願数は増えると予想されますが、大幅な倍率アップはないと予測されます。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
学部 | 一次試験 | 二次試験 |
国際経営学科 | 1. 高等学校の調査書 2. 志望理由書 3. 活動実績説明資料 4. 志願者経歴書 5. 英語検定試験の証明書 | ・小論文 ・英語での面接 |
中央大学国際経営学部の自己推薦入試には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、中央大学国際経営学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、高等学校調査書、志望理由書、活動実績説明資料、志願者経歴書、英語検定試験の証明書、小論文および英語での面接の計7つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が一次試験内容の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、7つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④出願条件
中央大学国際経営学部の主な受験条件 ①平均評定3.8以上、または、様々な活動実績があること ②英検準1級以上取得済み |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
1つ目の条件では、平均評定3.8以上または様々な活動実績があることと定められています。
これまで活動をたくさん行い、いろんな経験をしてきた受験生であれば評定平均についてあまり気にする必要はありません。しかし、仮にない場合には、平均評定3.8以上を取得している必要があります。
2つ目の条件では、英検準1級以上を取得していることが定められています。
中央大学国際経営学部は、英語でビジネスを勉強することを前提とした学部です。つまり、入学する者は英語力があることが当然とされているため、英検準1級以上を取得していない場合、この学部に適性はないと見なされてしまいます。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
自己推薦入試で中央大学国際経営学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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中央大学国際経営学部に自己推薦入試で最短で合格するためのポイントを大公開
ここでは、中央大学国際経営学部に自己推薦入試で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①自己推薦入試の入試日程
まずひとつ目の書類審査について、概要と対策法をご紹介していきます。
中央大学国際経営学部の提出書類について最も特徴的なのは、全て英語で記載をしなくてならないという点です。中央大学の国際経営学部は新たに創設された学部で、英語でビジネスを学ぶことのできる学部となっており、それ故に高い語学力が必要とされているのです。
基本的に総合型選抜の出願書類は日本語で記載するのが一般的ですが、この中央大学国際経営学部の場合は志望理由書や活動実績説明資料を英語で記載する必要があります。
複数の大学学部を受験する際、ひとつの書類を使い回してカスタマイズするという併願対策を行うことができるのですが、この場合はそれに加えて自然な英語に専門用語を交えながら変換していくという作業も必要となる訳です。
英語で志望理由書などを書いていく上でまずお伝えしたいことは、「ChatGPTやGoogle翻訳、DeepLを使って翻訳をしてはいけない」ということです。もちろん、専門用語を翻訳するなどでこれらツールを使用することには問題はありません。しかし、文章をそのまま翻訳させてしまうと、不自然な英語の文章が出来上がってしまいます。
英語力に自信がある方も、そして自信がない方も、バイリンガルな総合型選抜講師や日本語もわかるネイティブスピーカーと一緒に翻訳作業を行うことを強くおすすめします。
②筆記試験
中央大学国際経営学部の筆記試験は完全オンラインで二次試験が行われるということで一部の受験生からは人気でしたが、現在は完全対面で試験が開催されています。
試験の具体的な内容としては、2〜3ページほどの文章を読んで複数の問題に回答していくという一般的な小論文になっていますが、現代文的な要素が強い傾向にあります。
昨年度(2023年度入試)では、「経済のグローバル化における勝ち組と負け組……」というテーマの文章を読み、「読解問題形式の問題」2つと「自身の考えを述べる形式の問題」1つの計3題を解いていくという内容でした。
対策としては、
①一般入試の現代文対策と同じような読解練習を重ねること
②一般的な小論文の論述練習を重ねる
の2つが挙げられます。
(1) 一般入試の現代文対策と同じような読解練習を重ねること
短めの読解問題を数多くこなすことで、効率よく勉強を進め実力を高めることができるでしょう。
一般入試の場合5ページなど長い文章を読解することになりますが、中央大学国際経営学部の小論文での問題文は2〜3ページ程の短めな文章を読解するため、長い文章に慣れる必要はありません。
本番と同じくらいの長さの文章読解を数多く解いていき、効率よく読解練習を重ねていきましょう。
(2) 一般的な小論文の論述練習を重ねる
中央大学国際経営学部の小論文での問題では、最後の設問が意見を述べさせる問題になる傾向にあります。「〇〇に対するあなたの考えを800字以内で述べろ」のような、一般的な小論文に対応する論述力も高めていく必要があります。
小論文試験に向けた対策法についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご確認ください。Blue Academyの小論文講座をベースにわかりやすく対策法を解説しております。
③面接
中央大学国際経営学部の面接については、英語と日本語がミックスされて行われるという点が最も特徴的です。
両方の言語で志望理由やこれまでの活動実績や研究テーマについて、深く語り、そしてディスカッションできるようしっかりと対策をしておく必要があります。
英語面接における具体的な対策方法としては、
①基礎力アップ:オンライン英会話サービスを利用して英語を話すことに慣れる
②アドリブ力アップ:海外の、自分の研究テーマに関連する分野の記事や本を読む
③追い込み対策:聞かれるであろう質問を想像しながら解答集を作成し、返し方を暗記する
の3つを主におすすめします。
(1) 基礎力アップ:オンライン英会話サービスを利用して英語を話すことに慣れる
この国際経営学部が英語でビジネスを学ぶ学部なため、英語を話すことのできない学生は適性がないと判断されてしまいます。もし、英会話力に自信がないのであれば、英会話練習を徹底して行いましょう。
帰国子女で英語力に自信があるという方は、初対面の人に対して英語で自分の研究テーマや志望理由を説明するという練習をオンライン英会話で行っていきましょう。試験官は、オンライン英会話の先生と同じように、あなたのことを知らない状態で質疑をしてきます。英会話の先生を教授だと思って、英語での質疑応答の練習をするのが効果的です。
(2) 回答に深みを持たせる:海外の、自分の研究テーマに関連する分野の記事や本を読む
少し発展的な対策にはなってしまいますが、海外の、自分の研究テーマに関する分野の記事や本を英語で読んでみましょう。志望理由書などの書類を英語に直すだけの作業だけでは、使える英語での専門用語が限られてしまいます。
面接での質疑応答では、予想もしていないような質問を受けることも少なからずあります。そのような状況においても落ち着いて回答できるよう、自分の研究テーマに関わる英語に触れる機会を可能な限り多く設けましょう。
高校生が普通だったら知らないような専門用語であったり、その分野独自の言い回しなどを用いて回答ができるようになれば、それはライバル受験生との大きな差別化要素になります。
どうやってそのような記事を読めるのか分からない!という方は、是非CNNやBloomberg、Business Insiderなどの経済誌のウェブ版などでいろんな記事を読んでみてください。
(3) 追い込み対策:聞かれるであろう質問を想像しながら回答集を作成し、返し方を暗記する
以上の対策を重ねた上で、試験直前では追い込み対策をすることをおすすめします。具体的には「面接で聞かれるであろう質問を予想して書き出し、それらに対する回答を英語で用意しておく」というものです。
やり方としては、インターネットにある総合型選抜の面接に関する情報をもとに、可能な限り質問を書き出し、その横に質問に対する答えをひとつひとつ英語で書いていきます。もちろん、その回答集を作る際には分からない英語があったりして時間がかかると思いますが、面接で同じようなことを聞かれた際には、スムーズに回答することが可能になります。
2次試験本番の面接直前の時間においてもその回答集を見直すことで、可能な限り面接で答えられないという悲劇を回避することができます。
まとめ
今回の記事では「中央大学国際経営学部に自己推薦入試で合格するためのポイント」として、
1: 自己推薦入試で合格したいなら、絶対にまず知っておくべき入試概要
2: 中央大学国際経営学部に自己推薦入試で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争をするゲームです。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、勿論合格はできません。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
Blue Academyではそんな中央大学国際経営学部の自己推薦特別入試の対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、確実に現役での大学受験合格を目指すための併願剪定・対策を一気通貫で提供しております。
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Blue Academyの公式LINEを追加して、是非、周囲と差をつける受験対策を一足先にはじめましょう。
配布は予告なく、変更・配布中止を行う可能性がございます。なるべく早いお受け取りをお願いいたします。
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