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総合型選抜のために通信制高校に転入して高い成績とるってアリ?ナシ?

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総合型選抜のために通信制高校に転入して高い成績とるってアリ?ナシ?

総合型選抜を受けようと考えて既に対策をされている方、そしてこれから対策を始めようと考えられている方の多くにとって、「評定平均」は厄介な存在なのではないでしょうか。

高校1年生の1学期から高校3年生の1学期までの期間の評定を平均した数字になりますが、なかなか頑張っても満足のいく成績に届きませんよね。

総合型選抜や指定校推薦などの成績を見る入試が増えてきた昨今、楽に高い成績を取る方法として、通信制高校への転入が注目されています。

今回の記事では、成績アップを目的とした通信制高校への転入の是非について、皆さんにご説明できたらと思います。

今成績が低くて悩んでる方、もっと評定平均を上げたいって方は、必ず最後まで読んでください。

総合型選抜において、高い評定平均を持って受験することがなぜ重要であるのか、主に理由は3つあります。

①出願条件として高い評定平均が設けられている

これはMARCHなど難関大学と呼ばれるレベルの大学において特に重要になる点なのですが、出願条件として高い評定平均が設けられているケースが多くあります。

例えば、出願条件として4.0以上の評定平均を持っていることといった旨のことが要項に書いてあれば、評定平均が3.99以下の人は出願さえすることができず、土俵に立つことができません。

難関大学を受験する際に目安として持っておくべき評定平均の数値としては、4.3です。

4.0以上の場合がほとんどですが、中には4.3以上を求めてくる大学学部も存在します。その様な場合に備えて、最低でも4.3は欲しいところです。

②自分の学力や学問的素養を自身の強みとしてアピールすることができる

出願条件に評定平均を設けている学校は、受験生にある程度の学力を求めているという文脈があると理解することができます。

一方、出願条件として評定平均が設けられていない場合においては、高い評定を持っていることが大きな強みとして作用し、受験を有利に進めることができます。評定平均が出願条件に設けられていない大学学部には、評定の低い受験生が多く集まってきます。つまり、頭の良さでライバルと差別化することができるのです。

頭のいいことが単に優位に作用するのではなく、自身の学問的素養が高い点をアピールすることで、志望する学科の学問を十分に学ぶことができる力があるということの根拠に繋がります。

大学でしっかり高い成績を維持する頭脳と胆力があるということ、研究に打ち込む能力があるということ、それらを高い評定平均という形でロジカルにアピールすることができるのです。

この記事を読まれている高校生の方で、「以上のように高い評定平均を維持することが大切ってことは知ってるけど、4.3取るとか無理!」と感じてらっしゃる方、少なくないと思います。

実際、この評定平均という要素で苦戦し、難関校受験をギブアップしてしまうケースが多くあります。

なぜ高い成績を維持することができないのでしょうか。

パターン1:自称進学校すぎる

全て教師がそうだと言い切るつもりは一切ございませんが、自称進学校の場合、教師陣は自分たちの教え方や勉強内容が最強だと感じており、無駄に難易度の高い問題を定期テストに盛り込んでくるというケースが少なからずあります。

学校によっては絶対評価システムにより、80点以上で5、65点以上で4、といった形で成績が決まります。簡単な問題が多く点数を取りやすい試験であれば助かるのですが、これが上の様な場合だとそうはいきません。

特に文系コースで数学がある場合などは、必要以上の難易度の問題により多くの生徒がよろしくない成績をとってしまうという事態に陥るといったことが多々見受けられます。そうなるともちろん、勉強をしっかりと行い試験対策をした学生でも3などの成績をとってしまい、評定平均が大幅に下がってしまいます。

このような事態は、不可抗力的でありどうしようもできません。

パターン2:自己抑制ができない

こちらのパターンは、試験前に必要な量の勉強をこなせなく結果としてよろしくない成績をとってしまうというものです。つまり、勉強をしなくてはならないタイミングでしっかりと勉強に励むことができない、自己抑制ができないパターンです。

総合型選抜を受験したいけど、試験前に自分を追い込んで勉強をすることができなく結果として悪い成績ばかりとってしまう、という学生さんに当たります。

先ほどの場合はほぼ不可抗力的なものでしたが、こちらは本人の努力でどうにかすることができます。しかし、人には得意不得意があり勉強が苦手で、人一倍時間が掛かってしまって3は取れても5なんて到底無理という方も少なからずいらっしゃると思います。

そんな自己抑制ができなく、そして勉強が苦手な方々には、4.3以上の評定平均を取るというのは非現実的だと言っても過言ではないでしょう。

そんな色々と難易度の高い、高い評定平均の獲得と維持ですが、これについてひとつ策が存在します。

具体的には、通信制高校に転入するというものです。

通信制高校とは?通信制高校生の総合型選抜ってどんな感じ?というような疑問を持たれている方はこちらの記事も併せて確認してみてください。

なぜ通信制高校に行くことで評定平均問題が解決するのか、理由は2つあります。

①授業や試験のレベルが高くない

通信制高校では、進学校のような難関大学受験に向けた授業などはなく、基本レベルの授業が行われます。

また、試験も一般的な定期考査などではないことも多く、授業への参加度合いや課題等の出来具合で成績が決まるケースが多くあります。そのため、一般的な高校よりも簡単に高い評定平均を獲得し、維持することが現実的に可能であり容易だと言えるのです。

中には、授業に参加するだけで5がもらえる通信制高校もあるようです。

②興味のある科目を履修することができる

通信制高校では、自分の興味などに合わせて授業を選択することができ、その自由度は一般的な高校よりも高いものになっていることが多いです。

例えばコンピューターサイエンスに興味がある学生はプログラミングの授業をとってみたりできます。自分の趣味嗜好、目標に向かって学びを進めることができるため、勉強が楽しいと感じるでしょう。そのため、自然と成績も高くなると言えるのです。

これらつを主な理由として、通信制高校では高い成績を取ることの難易度が高くないと言えるのです。

もちろん必ず物事にはメリットだけではなくデメリットも存在します。

以下のようなデメリットが、通信制高校に転入することによって生じると考えられます。

①高校の偏差値を見る大学で不利になる

就職活動において学歴フィルターなどはよく耳にしますが、総合型選抜においても同じようなものがあります。

具体的な例としては、受験界隈では慶應FITは高校のレベルも評価の内に入れていると言われることがあります。

そんなのおかしい!と思われるかもしれませんが、実はこれはおかしくありません。先程のように成績を取るのが簡単な学校で取った評定平均4.5と、成績を取るのが難しい進学校の評定平均4.5では、その数字の価値が大きく異なるからです。

つまり、進学校でオール5を取っているライバルと、通信制高校でオール5をとっている自分のどちらかを選ばなくてはならないとなれば、前者が選ばれる可能性が高くなるのです。

ですので、評定平均という数字だけを上げるために通信制高校に転入しようと考えるのはリスクのあることであると覚えておきましょう。

もちろん、すべての大学が高校名やそのレベルを見ている訳ではありません。総合型選抜ですので、そればかりが原因となり合否が変わるということはありえないと留意しておきます。

②必要な科目を履修することができない

総合型選抜において、出願条件として指定科目を履修して一定の成績を取ることを求められるようなケースは少なからずあります。

もしその転入先の通信制高校にその授業が用意されていないという事態になれば、出願条件を満たしていないということになるので出願さえすることはできなくなってしまいます。

転入する前に、受験したい大学学部の出願条件と、その通信制高校で履修することのできる科目をしっかりとチェックすることが大切です。

③通信制高校へ転入した理由が必要となる

なぜ元々通っていた高校をやめてまで通信制高校に編入したのか、ロジカルかつ妥当な理由を用意する必要があります。

面接なので、なぜ転入したのか聞かれることがあると思います。そこで、「評定平均が取りやすいからです」などと素直に答えてしまうのはNGです。

自分の興味分野に時間をもっと割きたい、プログラミングを学ぶため、などなどしっかりと志望理由や志と繋がるような転入理由を用意しましょう。

今回の記事では、通信制高校に転入することで総合型選抜の評定平均問題を解決することについて、メリットデメリットを基に解説していきました。

結論、リスクはあるが本当に評定平均に困ってるなら悪くない選択肢、として言えるでしょう。

自分の志望校が求める人材像に当てはまることが、評定平均どうこうよりも大切であるのが総合型選抜です。どの大学学部を受けるのか、どのような人材を求めてるのか、を確認し、その上で転入するか否かを判断しましょう。

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