中央大学に総合型選抜で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「中央大学 総合型選抜 」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、中央大学にチャレンジ入試(総合型選抜)で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
中央大学は、一般選抜の他にチャレンジ入試という入試方法で受験することができます。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
チャレンジ入試で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①チャレンジ入試の入試日程
まず中央大学法学部のチャレンジ入試の入試日程についてです。
一次出願締切 | 9/7 |
一次出願合否発表日 | 10/18 |
二次試験実施日 | 10/28 |
結果発表日 | 11/8 |
上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切なのに対して、中央大学法学部のチャレンジ入試では9月7日と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②チャレンジ入試の倍率
中央大学法学部のチャレンジ入試における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
年度 | 倍率 |
2023年度 | 7.3倍 |
2022年度 | 6.5倍 |
その他の大学と比較してもかなり高い倍率になります。しかし、一般入試で同じ法学部を受験するとなると『30倍を超えることもあり』競争率が非常に高くなります。
2023年度の合格者数は現時点で43名と前年の44名から若干増えている程度なので、倍率の大きな動きはないことが予想されます。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③チャレンジ入試の試験内容
学部 | 一次試験 | 二次試験 |
法学部 | 志望理由書志望理由書の付属資料調査書志願者経歴書推薦書外国語検定試験結果 | ・講義理解力試験・面接 |
『中央大学法学部』の『総合型選抜』では、受験方法がチャレンジ入試の他に英語運用能力特別入学試験というものも用意されています。そちらの詳細はこちらの記事で紹介しております。
このチャレンジ入試の試験は、「志望理由書」、「志望理由書の付属資料」、「調査書」、「志願者経歴書」、「推薦書」、「外国語検定試験結果」、「講義理解力試験」および「面接」の計8つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が『一次試験内容』の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、8つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文などの2次試験を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの2次試験対策が重要です。
2次試験対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④チャレンジ入試の出願条件
中央大学法学部のチャレンジ入試の主な受験条件受験の条件 ①法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を有し、それを基礎として社会問題等に対して優れた思考力、判断力を有する者。 ②関係者とコミュニケーションを図りながら、協働して問題解決を図る姿勢と能力を有する者。 ③将来、下記3つの部門のいずれかにおいて社会及び自己の未来を切り拓く夢を持ち、その夢に挑戦する意欲と能力のある者。 【リーガル部門】 法曹、企業法務、市民活動等の法的な分野での問題解決を目指す者。 【パブリック部門】 国、自治体、メディア、NGO等の公共的な分野での問題解決を目指す者。 【グローバル部門】 国際関係、国際的企業、NGO等のグローバルな分野での問題解決を目指す者。 ④上記の夢を実現するために、れまで意識的に学修に取り組むとともに課外の活動(ボランティア活動、地域活動、学術・文化芸術活動等、正規の教育課程の他に実施した活動) に積極的に取り組み、優れた成果をあげる等卓越した経験と実績を有する者。 |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。
しかし今回の中央大学法学部チャレンジ入試の場合は特殊で、そのような条件は設けられていません。その代わりに、法律学や政治学との適性や素養、また法律や政治の世界で活躍する意欲があることを条件として設けています。
①に関しては、二次試験で行われる講義理解力試験や面接で、具体的に評価されるでしょう。しかし、「法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を有し」と記載されているため、高校3年間の評定平均なども評価の対象であると十分考えることができます。
②〜④に関しては、出願書類として提出する自己推薦書などの書類でアピールすることができます。
つまり、具体的な「評定4.0以上」などの規定がない代わりに、掲げられている出願条件に自分がマッチしているということを書類や試験を通して存分にアピールすることが必要なのです。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
チャレンジ入試で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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中央大学法学部にチャレンジ入試で合格するための対策方法
ここでは、中央大学法学部にチャレンジ入試で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査
まず書類審査について説明をします。
中央大学法学部の提出書類について最も特徴的なのは、出願部門制度の存在でしょう。一般的には学部学科までを指定して受験をします。しかし、中央大学法学部のチャレンジ入試の場合には、3つの部門(リーガル部門、パブリック部門、グローバル部門)の中から選択して受験をする必要があります。したがって、書類全体を作成していく上で、その学部学科を選ぶ理由だけではなく、その部門を選ぶことについても論理的にわかる内容に作り上げることを意識する必要があります。
また、志望理由書の付属資料については、「志望理由書に記載された内容を証明する書類(氏名が記載された新聞、賞状、パンフレット等)がある場合のみ提出できます。」と要覧に説明があります。
これから活動をする方や既に活動をしている方で、この中央大学法学部チャレンジ入試を受験することを考えている方は、上記に該当するような書類を集めておくようにしましょう。
②筆記試験
中央大学法学部の筆記試験は、講義理解能力試験となっています。
試験の内容と流れとしては、45 分程度の講義の後で 75 分間の論述形式の筆記試験を行うようなかたちです。講義のテーマは、受験者にわかりやすいものを選び、試験ではその内容理解と意見を問うものとなっています。
形式的には、慶應義塾大学法学部FIT入試における模擬講義試験に非常に近しい物になっています。そのため、対策としては慶應FITと同じ以下の対策メソッドをおすすめします。
具体的には次の2つとなります。。
①法律や政治に関する基礎的な知識をインプットすること
②大学の法学部の講義を受けて内容をまとめる練習を重ねること
①については、総合型選抜入試対策専門塾での法律系講座を受講したり、法律に関する入門書を読んだりすることで、知識をインプットすることができます。
おすすめの書籍はいくつかあるのですが、その中でも『高校生からの法学入門』という中央大学法学部の教授方が出されているものがおすすめです。法律学とは、法律学ではどのような考え方をするのか、などなど受験で必要な法律の基礎知識を学ぶことができます。
②については、インターネット上で見ることのできる大学の講義を活用してみましょう。
東京大学をはじめ、有名大学はオンライン上に様々な講義がアップロードされており誰でも閲覧することができます。
もちろん、政治や政治に関する講義も数多くアップロードされてるので活用することができます。法律や政治に関する講義を受けること自体にまず慣れ、その上でポイントを押さえながら構造的にメモをまとめる力を伸ばしていきましょう。
③面接
中央大学法学部のチャレンジ入試における面接は総合型選抜において一般的な面接試験となります。
なぜ中央法学部で学びたいのか、中央大学の環境を活かして4年間でどのような学びを実現したいのか、などなど自分の考えをしっかりと言語化できるようにしておきましょう。
また、法学部の面接ということで、法律に関する知識もあると安心です。少なくとも自分の興味のある分野の法律に関してだけでも、本などで知識をつけておくと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では「中央大学法学部にチャレンジ入試で合格するための最短ルート」として、
①チャレンジ入試で中央大学法学法学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②中央大学法学部にチャレンジ入試で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争をするゲームです。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、勿論合格はできません。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
Blue Academyではそんな中央大学国際経営学部の自己推薦入試の対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、確実に現役での大学受験合格を目指すための併願剪定・対策を一気通貫で提供しております。
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