中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「中央大学経済学部 高大接続入学試験【自己推薦型】」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
中央大学経済学部では、一般選抜の他に英語運用能力特別入学試験やドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験という入試方法が用意されています。2024年の現在は法学部、商学部といった学部を、これらの特別入学試験を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
1:高大接続入学試験【自己推薦型】で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①高大接続入学試験【自己推薦型】の入試日程
まず中央大学経済学部の高大接続入学試験【自己推薦型】の入試日程についてです。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②高大接続入学試験【自己推薦型】の倍率
中央大学経済学部の高大接続入学試験【自己推薦型】における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、年度によって倍率が大きく異なります。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあります。特に、高大接続入学試験は【自己推薦型】と【資格・実績評価型】で合わせて20人の募集となり、例年【自己推薦型】では6名前後を合格者として出しているので、かなり競争率は高いです。
しかし、一般入試で同じ学部を受験する際には一般入試での同大学の倍率も競争率が高くなります。同じ大学を受けるとしても、高大接続入学試験【自己推薦型】を受験した方がチャンスがありますし、一般と併用することで、受験のチャンスを増やすこともできます。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③高大接続入学試験【自己推薦型】の試験内容
中央大学経済学部の高大接続入学試験には受験方法が、自己推薦型、資格・実績評価型など、複数存在します。中央大学経済学部を受験する上で、自身に合った試験方式を選ぶ必要があります。
自身の現状に合わせて有利な受験方式を選ぶ方法は、こちらの記事にて解説をしています。
その試験は、高等学校調査書、自己推薦書、小論文、外国語試験およびプレゼンテーションの5つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
- プレゼン
の3つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が書類審査の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、5つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④高大接続入学試験【自己推薦型】の出願条件
中央大学の主な受験条件 ・2025年3月に高等学校を卒業見込みの者で、中央大学を志望し、出願学科への入学を確約できる者。出願資格「社会・地域と連携した主体的な活動」がある者 |
一つ目の条件では、高等学校長の推薦が必要な公募制推薦入という形をとっていることから、併願制であり、合格した場合は併願が可能であるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。
二つ目の条件では、出願資格として、「自身が関心や問題意識を持ったテーマに関して、社会・地域と連携した活動(NGO、NPO等の組織における活動を含む)に主体的に取り組んでいる者」と規定されており、他の学部と比較した際に、比較的低い難易度の試験で受験条件を満たすことができます。
しかし、評定の数値や資格試験等での足切りがない分、相当なレベルの活動内容と問題や関心意識の高さが必要になるため、入念な準備の上で取り組む必要があります。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
高大接続入学試験【自己推薦型】で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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2:中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で最短で合格するための対策方法
ここでは、中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- プレゼン
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①高大接続入学試験【自己推薦型】の書類審査
中央大学経済学部の高大接続入学試験【自己推薦型】では、書類審査として
(1) 高等学校調査書
(2) 自己推薦書
の2つの課題を課しています。
(1) 高等学校調査書について
この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。
公募推薦応募の条件とされている「各学科の指定する学習成績の状況(評定平均値)を在学全期間を通じて満たす者」を満たしているかを確認するのが、この高等学校調査書です。
中央大学は、在学全期間(3学期制の学校であれば、1年~3年1学期まで、2学期制の学校であれば、1年~3年前期までの成績が提出対象)の成績が記載された調査書の提出を求めていることから、3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策となります。他の提出書類と比べ長期間での努力が求められます。
(2) 自己推薦書について
総合型選抜では志願理由書が重視されるということが多いです。中央大学の「自己推薦書」では、「出願資格における自己アピールの要約(100字以内)」と「自己アピールについて詳しく記述するとともに、中央大学経済学部の志望動機と入学後の学習計画、将来の構想についても必ず明記し、自己アピール内容との関連性についても述べる(1,000字以内)」ように記述が求められています。
基本的に求められている内容としては、以下の2つが含まれています。
(2-1)出願資格「自身が関心や問題意識を持ったテーマに関して、社会・地域と連携した活動」のための努力や成果
(2-2)学科の志望動機と入学後の将来計画
(2-1)出願資格のための努力や成果について
高大接続入学試験【自己推薦型】は、その活動過程における努力を問われる試験スタイルであることから、自身が行った活動はどのような成果をあげ、今後どのようにその活動実績を活用していきたいかを明確にすることが求められます。
(2-2)学科の志望動機と入学後の将来計画について
特定課題の中では書きやすいものと言えます。自身の夢や希望、また学科で学ぶことのできる内容を把握したうえで、それらがつながるように組み合わせて書きましょう。
限られた文字数のなかでそれを的確に伝えることができるよう、何度も修正し自身が志した理由が分かりやすい文になっているかを常に意識することが大切です。
面接以外で、自分の言葉で自身をアピールする唯一の書類です。自身だけでなく周りの人や、プロの目線から客観的にみてもらうことも大切でしょう。
また、面接で問われることは、事前に提出した書類のことが中心となることから、この自己推薦書の内容も重要となります。
面接時に自己推薦書について深堀りされることも考えられるので、添削をかさね自身でも内容を理解していることが対策方法として非常に大切になるでしょう。
②筆記試験の対策方法
まず、この筆記試験の概要について説明します。
内容としては、例年、その分野についての小論文と外国語の試験が課されることが多く、自身の意見を正しく述べる力と言語能力の両方が求められる試験内容となっています。
この筆記試験の対策として以下の3つの方法を紹介します。
(1) 受験する分野に関する小論文をとにかく解く
最近では赤本に公募推薦の過去問が乗るようになったりなど、過去のデータも豊富なだけでなく、専門塾などで独自の問題が作られていることが多くあります。書き方を覚えるだけでなく、限られた時間と字数の中で自身の意見をしっかりと述べられるよう多くの問題を解きましょう。
(2) 関連分野の知識、時事情報をインプットする
事前書類の対策と重なる部分がありますが、その分野の入門書を読んだり、ニュースを見たりすることで知識をインプットすることができます。中央大学の教授が書いている本や記事にも目を通しておくことで、より幅広い対策をとっていきましょう。
(3) 外国語試験対策
「外国語」の筆記試験として、英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1ヶ国語を選んで試験を受けることが求められます。外国語は日々の努力が必要になる試験科目なため、地道に試験対策していく必要があるでしょう。
リスニングやスピーキングは単語や熟語を毎日計画的に覚えていくようにしたり、シャドーイングを繰り返すことで自然な発声の仕方を身につけていったりすることが必要になります。
そして、ライティングやリーディング対策においても、過去問を解いて文法書でわからないものを確認する、ライティングの型を覚えて第三者に添削してもらって正しい文法を身につけていくといった対策が大切になります。
中央大学は過去問も掲載しているので、必ず確認するようにしましょう。
③プレゼンの対策方法
中央大学の高大接続入学試験【自己推薦型】は、「自身のこれまでの活動経験と、中央大学経済学部に入学後の学習計画や将来の構想について」パワーポイント等の資料を用いて15分程度のプレゼンテーションを行うことを求められます。様々な提出書類が求められ、提出書類が出来次第すぐに面接の練習に入ることがおすすめです。
具体的には、
①相手に実際に書類を見てもらいながら、練習を何度もする。
②書類内容の理解を深め、具体性を持って発言できるようにする。
①については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
なるべく多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
②について、社会の中で実際に活動を行なった上で、さまざまな学問や研究や論文を調べることで、より洗練された将来設計ができるはずです。書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。
3:高大接続入学試験【自己推薦型】のまとめ
今回の記事では「中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で合格するために最短ルート」として、
①高大接続入学試験【自己推薦型】で中央大学経済学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも中央大学経済学部に高大接続入学試験【自己推薦型】で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな中央大学経済学部の高大接続入学試験【自己推薦型】への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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・募集要項まとめ
・過去3年間の倍率変化
・出願要項
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