突然ですが、近年、大学入試において「女子枠」の導入が進んでいることをご存知でしょうか!?
一般、総合型に限らず多くの受験方法で、「女子のみが出願できる入試枠」として用意されている、『女子枠』ですが近年非常に速い勢いで各大学に広がっています。
特に工学部や理学部といった理工系の学部では、その流れが顕著で、2024年度の大学入試では多くの大学が新たに女子枠を導入し、女性の進学機会を広げる動きが加速しています。
そこで、今回の記事では、そもそも女子枠とは?や、総合型選抜で女子枠を導入している大学を一挙紹介します!是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
まずは、今回紹介する女子枠とはなんなのか、どんな学校学部に設けられている場合があるのか、について検討していきます。
そもそも女子枠とは?
大学入試における「女子枠」とは、特定の学部や学科において女子学生の入学を促進するために設けられた特別な募集枠のことです。
女子だけが受験できる受験方法というわけではなく、ほとんどの場合が既存の受験方法のなかに女子のみが合格できる枠が用意されている形になっています。女子の合格率が高められている受験方法という認識でいいでしょう。
そのため、受験方法は一般、総合型に限らず幅広い受験方法で女子枠が準備されていますが、割合的には、総合型選抜で用いられている場合が多いです。
このことから、受験生でも女子の方はもちろん、特に総合型選抜で合格を目指しているかたは必ずチェックすべき項目だといえるでしょう。
なぜ女子枠が増えている?
前述の通り、近年「女子枠」を導入する大学が急激に増えていますが、その背景には何があるのでしょうか?
この問いには、女子枠が増えている大学・学部の特徴を抑える必要があります。現在女子枠が導入されている大学・学部のほとんどが、理工系や工学部系の大学・学部となっています。
これは、工学部、理工系統では、伝統的に男子学生の占める割合が高く、ものづくりの分野における多様性確保が課題とされる他、将来的な産業界での男女共同参画の推進も課題とされてきおり、これを解決する必要が出てきたためと言えます。
文部科学省も、多様な背景を持つ者を対象とする選抜の一例として「理工系分野の女子」を挙げており、この方針が女子枠導入の後押しとなっています。
以上が、女子枠が増加する背景となっています。
女子枠の特徴まとめ
上記2点を踏まえた上で、女子枠の特徴をまとめてみましょう。特徴として、実施形態、募集人数、対象学部の3つの観点からみると以下のようになっています。
実施形態:国公立、私立にかかわらず、 主に総合型選抜や学校推薦型選抜で実施されています。一部大学では、一般受験でも設けられている場合があります。
募集人員: 受験方法にかかわらず、多くの場合、各学科・専攻で2〜5名程度の枠を設けています。けっして人数が多いわけではありません。
対象学部: 前述の通り工学部、理学部、情報系学部などの理工系学部が中心です。
女子枠を導入している大学の例
基本的な情報を把握した後には、実際に女子枠を導入している大学名を、①国公立大学②私立大学に分けて紹介していきます。
①女子枠を導入している国立大学
2024年入試では、多くの国立大学が新たに女子枠を導入しました。
(1)東京工業大学
(2)北見工業大学
(3)金沢大学
(1)東京工業大学
東京工業大学は2024年入試から4つの学院(物質理工学院、情報理工学院、環境・社会理工学院、生命理工学院)で女子枠を導入しました。
総合型選抜(共通テストあり)で実施し、各学院で3〜20名の募集人員を設定しています。日本を代表する理工系大学として、女子学生の増加に積極的に取り組んでいます。
(2)北見工業大学
北見工業大学は2024年入試から工学部の全学科・コースで女子枠を設置しています。
各コースで2名ずつ、総合型選抜(共通テスト免除)で募集しています。地方の工科系単科大学として、幅広い分野で女子学生の確保に力を入れる目的で今回女子枠が導入された模様です。
(3)金沢大学
金沢大学は2024年入試から理工学域の複数の学類で女子枠を設置しました。
総合型選抜(共通テストあり)で実施し、機械工学類では20名と比較的多めの募集人員を設定しています。
北見工業大学と同じく、地方の総合大学として、工学系分野での女子学生確保に注力しています。
②女子枠を導入している私立大学の事例
私立大学でも女子枠の導入が進んでいます
(1)東京理科大学
(2)神奈川工科大学
(3)大阪工業大学
(4)電気通信大学
(1)東京理科大学
東京理科大学は2024年入試から工学部、創域理工学部、先進工学部の全学科で女子枠を設置しました。
総合型選抜(女子)で実施し、各学科3名ずつの募集人員を設定しています。理工系私立大学の代表格として、幅広い分野で女子学生の確保に取り組んでいます。
(2)神奈川工科大学
神奈川工科大学は2024年入試から工学部、情報学部、健康医療科学部の複数学科で女子枠を導入しました。
学校推薦型選抜(理工系女子対象公募制)で実施し、多くの学科で10名の募集人員を設定しています。工学系だけでなく、情報系や医療系の分野でも女子学生の確保に力を入れています。
(3)大阪工業大学
大阪工業大学は2024年入試から工学部、情報科学部、デザイン工学部の全学科で女子枠を設置しました。
学校推薦型選抜(女子特別)で実施し、各学科2名ずつの募集人員を設定しています。関西の理工系私立大学として、幅広い分野で女子学生の確保に取り組んでいます。
(4)電気通信大学
電気通信大学は情報理工学域I類(情報系)のデザイン思考・データサイエンスプログラムで女子枠を設けています。
人数はこのプログラムで5名となっている模様です。
まとめ
今回の記事では、、今回の記事では、そもそも女子枠とは?や、総合型選抜で女子枠を導入している大学について紹介させていただきました。
大学入試における女子枠の増加は、理工系分野における多様性確保の重要な取り組みの一つとなっています。今後も多くの大学で女子枠の導入や拡大が続くと予想されます。
受験生の皆さんは、自身の適性や志望に合わせて、これらの選抜方式を積極的に活用することをお勧めします。
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