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女子なら金沢大学を受けろ!今知っておくべき金沢大学女子枠特別入試について倍率や試験内容から対策法まで受験のプロが解説

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女子なら金沢大学を受けろ!今知っておくべき金沢大学女子枠特別入試について倍率や試験内容から対策法まで受験のプロが解説

金沢大学をはじめとする国公立大学に総合型選抜で確実に合格をしたいのであれば、一度総合型選抜のプロに相談することを強くおすすめします。

こちらから1分で塾長カウンセリングを予約することができますのでお気軽にご活用ください!

金沢大学は令和6年度入学者選抜から、女子枠特別入試を理工学域に導入しました。

国内の理系人材不足が問題となっている今の日本で、より多くの女性のエンジニアや研究者を育成することを目的にしています。

『理工系女子が持つ観察力を育んでイノベーションの創出や共生社会の実現へ!』と金沢大学の公式発表ではモットーが置かれています。

この女子枠特別入試は、総合型選抜ではあるものの大学入学共通テスト受験が課されます。そのため、筆記試験の勉強を対策として行う必要があります。

各学類(=学科)の募集人数としては、

数物科学類:3名
機械工学類:20名
フロンティア工学類:5名
電子情報通信学類:3名
地球社会基盤学類(地球惑星科学コース):3名

物質化学類と生命理工学類の2つは、もともと女子の入学数が多いため女子枠入試での受験はできないようです。

出願資格

金沢大学の女子枠特別入試では、出願資格として平均評定や英語資格の要件を設けていません。

そのため、現状どんなに成績が低かったとしても、この金沢大学の女子枠特別入試に挑戦することができます。

評価方法

調査書、志願理由書、活動記録等からなる出願書類を基にした口述試験が実施されます。「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」が評価されるようです。

そして、共通テストに関しては学科ごとに提出するスコアの科目は異なります。

学科試験科目
数物科学類・国語
・数学(『数学I、数学A』あるいは『数学II、数学B、数学C』)
・理科(『物理』、『化学』、『生物』、『地学』から2科目選択)
・外国語(『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目選択)

合計4教科6科目
機械工学類・数学(『数学Ⅰ、数学A』と『数学Ⅱ、数学B、数学C』から1科目
・理科(『物理』と『化学』から1科目)
・外国語(『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目)

合計3教科5科目
フロンティア工学類・数学(『数学Ⅰ、数学A』と『数学Ⅱ、数学B、数学C』から1科目)
・理科(『物理』と『化学』から1科目)
・外国語(『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目)・情報1

合計4教科6科目
電子情報通信学類・国語
・数学(『数学Ⅰ、数学A』と『数学Ⅱ、数学B、数学C』から1科目)
・理科(『物理』と『化学』から1科目)
・外国語(『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目)

合計5教科7科目
地球社会基盤学類 地球惑星科学コース・数学(『数学Ⅰ、数学A』と『数学Ⅱ、数学B、数学C』から1科目
・理科(『物理』と『化学』から1科目)
・外国語(『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』から1科目)

合計3教科5科目

このように、共通テストの科目数が多いのも特徴となっており、しっかりと一般入試対策に近いような勉強が欠かせないと言えます。

倍率

総合型選抜で確実に合格を掴むためには、出願先の倍率も加味して受験校を選んでいく必要があります。金沢大学女子枠入試における令和7年度入試の倍率は以下の通りです。

学科倍率
数物科学類2.7倍
機械工学類2.2倍
フロンティア工学類1.6倍
電子情報通信学類0.8倍
地球社会基盤学類 地球惑星科学コース0.4倍

入試スケジュール

出願期間:11月1日〜11月8日

1次選考合格発表日:12月7日

最終合格発表日:2月12日

出願書類では女子枠特別入試を受ける意義に触れよう

総合型選抜では、なぜ自分が一般入試ではなく総合型選抜で受験することに意味があるのか説明できるようにしておく必要があります。

特に、女子枠特別入試は、なぜ女子枠特別入試という方式を、総合型選抜の中から選んで受験したのかをロジカルに伝えることで、他の受験生と差別化を図ることができます。

入試方式の設置背景などを調べて、自身の考えや立場と紐付けると良いでしょう。例えば、金沢大学の女子枠特別入試の設置目的のひとつに、『ダイバーシティ環境の推進』があると金沢大学副学長の森本教授が仰っていることから、自身が女子として金沢大学理工学域にて学習や研究を行うことで、周りの学生に対して新しい視点を提供したり、新しい研究分野の開拓に貢献することができるなどとアピールすることができます。

こちらの記事を確認すると、副学長の意図が読み取れると思います。ぜひご確認ください。

共通テストでは6割はしっかり取ろう

金沢大学の女子枠特別入試は総合型選抜ではあるものの、共通テストを受験してスコアを提出する必要があります。共通テストの得点は概ね6割以上が必要とされているため、しっかりと基礎的な学力を身につけることが求められます。

基礎的な学力を身につけるために、試験直前ではなく長期的にコツコツと参考書や問題集を回して勉強をしていきましょう。また、日々の学校の授業でも、授業内で知識を吸収する勢いで集中して先生の話を聞きましょう。

口頭試問でしっかりと自己アピールをしよう

金沢大学女子枠特別入試では、出願書類は「参考」程度として評価されると要項に書いてあるため、自己アピールをしっかり行うことができるのは口頭試問となります。

限られた時間で、自身が金沢大学の女子代表に適するとアピールする必要があります。学術的な素養やコミュニケーション能力をアピールし、学内の研究活動に何か良いインパクトを与えてくれそうという期待感を教授型に与えましょう。

面接対策に関してはこちらの記事をご確認ください。

もし女子枠特別入試に興味があるのであれば、以下の大学もおすすめです。

金沢大学の女子枠特別入試は他の総合型選抜よりも情報が少なく、対策についても悩む点が多くあるかと思います。

もし少しでも金沢大学の女子枠入試について気になる点や不明点がありましたら、ぜひ一度Blue Academyにご相談ください。1時間、無料でオンラインにて塾長が対応させていただきます。

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