学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で受かるには？といった記事や動画を良く目にしていませんか？

総合型選抜（旧AO入試）や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「学習院大学文学部 学校推薦型選抜（公募制）入試」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。

本記事では、学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください！

※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。

学習院大学文学部では、一般選抜の他に学校推薦型選抜（公募制）入試という入試方法が用意されています。

2024年の現在は法学部（政治学科）、経済学部（経済学科、経営学科）、文学部（哲学科、史学科、英語英米文化学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科、教育学科）、理学部（物理学科、化学科、数学科、生命科学科）、国際社会科学部らといった学部を、学校推薦型選抜（公募制）入試を通じて、受験可能です。

まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。

学校推薦型選抜（公募制）入試で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識

　①入試日程
②倍率
③試験内容
④出願条件

の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。

①入試日程

まず学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試の入試日程についてです。

上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切なことに対して、学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試では2024年11月6日（水）消印有効と早いタイミングで出願が締め切られます。

そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。

②倍率

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。なお、学習院大学文学部の募集人員は、若干名とされています。

各年度をみてみると、概ね4.1倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね4.1倍で推移しているということは、その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。

入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。

続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。

③試験内容

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、学習院大学文学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。

その試験は、調査書、推薦書、志願理由書、小論文および面接の5つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。

大きく分けると

• 書類審査
• 小論文
• 面接

の3つに分けられます。

特徴として、1次試験に受からなければ次に進めないといったことがないので、出願者全員が小論文および面接に進むことができることが挙げられます。しかし、総合的な判断のため、5つの考慮要素のなかで一つでも失敗すると不合格となるリスクは高まります。また、1,2次の対策を同時並行的に行なわなければいけません。

ただ、面接を受けるチャンスが最初から想定できることで、英語資格や評定といった定量的な指標でそこまで良いスコアを保持していない生徒でも、面接で大きく逆転し、合格枠に滑り込めるチャンスがあるとも言えます。書類で最初から選別されず、面接官らに自己PRができる機会を持てることは、あまり提出書類に自信がない生徒にとっては、追い風になる要素です。

しかし、出願書類にも難があれば、勿論、総合的判断に基づいて不合格になる可能性もあります

④出願条件

学習院大学文学部の出願資格・要件 ①高等学校もしくは文部科学大臣の認定する在外教育施設の高等部を2025年3月に卒業見込みの者②本学部の志望学科で学ぶことに強い意欲を持ち、合格した場合は入学することを確約できる者③高等学校の学業成績が優秀で、高校1年から3年1学期または前期までの学習成績の状況が次の範囲の者哲学科：全体の評定平均値3.8以上史学科：全体の評定平均値3.8以上英語英米文化学科：全体の評定平均値4.2以上で、英語の評定平均値4.4以上ドイツ語圏文化学科：外国語の評定平均値3.8以上フランス語圏文化学科：全体の評定平均値3.5以上教育学科：全体の評定平均値4.1以上、または全体の評定平均値4.0以上かつ数学および理科の全科目の評定平均値4.2以上

出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要になるケースもあります。

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試の場合、高等学校長の推薦が必要な公募制推薦入試という形をとっていることから、専願制であり、合格した場合は必ず進学する必要があるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。

学校推薦型選抜（公募制）入試で学習院大学文学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。

基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。

※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。

学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で最短で合格するための対策方法

ここでは、学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で合格するために必要な対策方法を先ほどの

• 書類審査
• 小論文
• 面接

の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。

①書類審査の対策方法

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試では、書類審査として

(1) 調査書
(2) 推薦書
(3) 志願理由書

の3つの課題を課しています。

(1) 調査書

まず「調査書」についてです。これは、志願者の在学学校長が、志願者の成績等について証明し、厳封した書類のことを指します。学習院大学文学部での学びに必要な基礎学力を有しているかどうかを判断するために使われます。

(2) 推薦書

次に「推薦書」についてです。これは、在学学校長が志願者を推薦する理由や、「知識・技能」、「思考力、判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関する評価、努力を要する点などについて記載した文書のことを指します。

受験者の人間性について客観的な見解を得るために使われるようです。大学所定用紙で作成し、厳封されたものとされているため、注意が必要です。早めに作成を依頼しましょう。

(3) 志願理由書

次に「志願理由書」についてです。これは、志願者が学習院大学文学部を志望した動機を説明したうえで、自分が学習院大学文学部での勉学において具体的に何を学びたいと考えるのか、また、その勉学が自分に対して持つ意味について将来構想を踏まえ記述した文書のことを指します。

学習院大学文学部所定の用紙に300～400字で記入することとされているため、注意が必要です。志望度の高さとともに、学習院大学文学部の教育プログラムとの適合性が判断されるようです。

また、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度が重視されるほか、「思考力・判断力・表現力」も評価されます。文字数が少ないからこそ、書き方を工夫して、学部・学科の志望理由をわかりやすく伝える必要があります。学校の先生に添削してもらいながら丁寧に作成するようにしましょう。

②小論文の対策方法

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）では、志願者全員に対して小論文を課しています。

試験は90分で行われ、与えられた課題や資料の内容を正確に読み取ったうえで、考えをまとめる問題が出題されることが多いようです。

特に論理的思考能力と表現能力が重視され、学習院大学文学部での学びに必要な基礎学力を有しているかどうか、自分の考えをまとめる能力を有しているかどうかが判断されます。

③面接の対策方法

学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）では、志願者全員に対して面接を課しています。

面接試験は10分から15分で行われ、学習院大学文学部を志望する理由や高校時代に力を入れた活動等に関する質問への回答を基に、学習院大学文学部での勉学への適性が判断されます。

他者と協働するコミュニケーション能力と自分の考えを表現する力が重視されるようです。

まとめ

今回の記事では「学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で合格するための最短ルート」として、

1：学校推薦型選抜（公募制）入試で学習院大学文学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
2：学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で最短で合格するための対策方法

の２点について、ご紹介しました。

受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。

受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。

また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも学習院大学文学部に学校推薦型選抜（公募制）入試で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。

Blue Academyではそんな学習院大学文学部の学校推薦型選抜（公募制）入試への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。

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