中央大学文学部社会学専攻に合格したASさん
”家庭内モラハラで苦しむ人を救いたい”
これは、2025年度入試にて中央大学文学部社会学専攻に総合型選抜(AO入試)で合格したASさんが志望理由書で記した志です。
ASさんは高校進学とともに、ご両親が離婚をされており、父親から母親へのモラルハラスメントを問題視していました。そして、父親との正しい関わり方を確立させたいという目標とともに家庭内モラハラを研究テーマとされたそうです。
そのために、社会学だけではなく心理学や教育学など幅広い分野を学ぶことのできる中央大学の文学部を目指したそうです。
そんなASさんに、インタビュー形式で今回は中央大学受験に関する質問をしていきたいと思います。
合格者のプロフィール
高校生活では、囲碁部に所属しながらも持ち前の向上心を活かし、さまざまな課外活動を行ってきました。Blue Academy(ブルーアカデミー)には高校3年生の4月から通っていました!
併願校としては、関西大学社会学部社会学科が挙げられます。具体的な試験方式としては、総合型選抜募集です。倍率が高かった為に、1次選考で落ちてしまいましたが、その後すぐに中央大学から合格を頂けたので良かったです。
中央大学を志望校とした決め手は?
なぜ、このような目標を抱いたのかというと、実際に両親が家庭内モラハラが原因で離婚をしているという経験が起因しています。両親を傍で見てきた中で、父と母は離れるしかなかったのか、父はなぜモラハラをするのか疑問に思ってきました。専攻を決めていく過程で、この疑問に気が付き、研究テーマにしました。
”モラハラで苦しむ子供をひとりでも救いたい”
これは、最終的な私の志です。今、自己愛性パーソナリティ障害を持つ親の元で育っている子供たちの人格形成が正常に行えるような環境づくりこそが私が大学という研究機関を通して実現したいことです。
私にとって父は加害者で、許すことはもうできないかもしれませんが、父もまた被害者なのです。被害者が、加害者になってしまう負の連鎖は止めなければなりません。だから、環境づくりから改革を起こすことで同じように苦しんでいる多くの人を救えると考えました。また、そうすることで私自身も救えると考えました。
中央大学合格までのASさんの歩み
(1) 合格までの課外活動
・囲碁部で初段の取得と東海大会への出場 ・模擬国連大会への参加 ・ビジネスコンテストへの参加 |
さらに、社会学で行われる問題提起、問題分析、解決策の提示という工程をこれら3つの活動で行うことができました。社会学を専攻するエビデンスとなり非常に役に立ちました。実際に面接でも社会学と活動の関連性について聞かれたので、書類審査以外にも大いに役立つと思います。
(2) 総合型選抜の対策方法
オンラインでの集団授業などを通し、日々論文を読み漁りながら様々な仮説を立てながら書類を作り上げて行きました。
また、1次審査通知から2次審査まで1週間という短期間だったので、一般的に知られている質問内容を極めるよりも、合格体験記をリサーチし、中央大学文学部社会学専攻が聞かれる質問事項を書き出し、志望校の特徴に併せてインプットして挑みました。
参加者には、実際の合格資料のプレゼントもご用意しております!
(3) 併願対策について
どんなスケジュールで受験対策をしていた?
そして、専攻分野に対する知見と研究テーマの深堀を行いました。
志望理由書など出願書類を書く際には、学術的な論理展開をする必要があるなど、
多くの小論文を解くなどの訓練が必要になります。
この力は受験だけではなく、その先の就活や仕事でも活かせる能力になるため、毎回の授業で、今までに習ったことのないような内容を学べたり、自己の成長を肌で感じることができてやりがいがありました。
生徒様それぞれに合わせて、最適なパートナー(担任講師)をセット致します。少しでもBlue Academyについて質問やご意見、また受験ついての不安がありましたらこちらからお問い合わせください。
中央大学の総合型選抜対策におけるポイントは?
ポイント1 l 自分の興味や実体験を深ぼる
研究テーマ決めこそが総合型選抜の一番の山場だと思うのですが、専攻が決まり切っていない方や、行き詰ってしまう方が多いと思います。実際に私も入塾した段階では、何を学びたいのか分からないままでした。
これまでどんな経験をしてきたのか、その時に何に疑問を抱き、興味をもって来たのか、無意識化に眠る実体験の中に私の研究テーマは存在していました。私は好奇心旺盛なため様々な分野を浅く広く学んできました。そのため、どれを大学で本格的に学びたいのか、また何を研究したいのかを確立させるのが困難でした。
しかし、自身が今まで何に関心を向け、向き合ってきたのかを深ぼり、どれが面白いのかを検討することでこの壁を突破することができました。
本当に好きなことや興味があることは誰かに頼まれなくても勝手に行ってきたはずです。自分自身が描いてきた軌跡を辿ってみると、納得のいく研究テーマが見つかると思います。
総合型選抜において合格を掴むためには、単に「これがしたい」とアピールするだけではいけません。「この志を実現するのは、自分でなくてはならない」その理由を教授陣に納得させる必要があります。
自分の経験から導き出した研究テーマであれば、そのお題に取り組むべき人間は自分であるというロジックを強くすることができるため、必要不可欠なことだと感じます。
ポイント2 l 迷ったらとりあえず行動
総合型選抜において、積極的かつ主体的に興味を持ったことに取り組む姿勢が評価されます。多くの受験生の頭を悩ませるのが課外活動のことだと思います。
この活動をしたら合格できるかな?この活動って意味あるかな?などと不安に感じることもあるでしょう。どんなことにも、アピールポイントはありますし、やってみなければ得られない体験が存在します。そこで広がる新たな人脈も大きなポイントだと感じます。さらに、様々な活動を経験することで、自分が出願できる大学や学部の幅が広がることもあります。積極的にチャンスが回ってきたら掴んでください!きっとその経験があなたの役に立ちます!
一般入試の対策について
総合型選抜で決めきるしかない状況だったのですが、英語力は総合型選抜でも重宝するため、英語の勉強は続けていました。同様に国語力も、総合型選抜で最も必要な力だと感じていたので、積極的に勉強を行っていました。
二科目だけでも勉強しておけば、世界史は得意だったので、最悪一般受験を行う際でも三科目受験が行えるように定期テストや授業は真面目に受けることで効率よく勉強していました。
総合型選抜対策で身につけた能力は?
総合型選抜において、合格する出願書類を作るには高い論述力と思考力が必要です。
これは、資料製作を行いに当たって、どのような学問を活用するのかを明記するのですが、その際にその分野についての教養がなければ、その分野である必然性などをアピールすることが困難であるため、まずはその分野の本を読んだり、実際に大学で使用されている教科書を勉強し、専門分野の知識と認識を確立させていきます。
総合型選抜受験を通し、一般受験の試験勉強などでは身につけることのできなかったような能力を獲得し、自己成長を果たすことができたと自負しています!
私の受験期のカレンダー
部活動に課外活動と様々なことに興味が湧いてしまう私にとって、その活動を活かしながら戦える総合型選抜という入試方法にとても助けられました。高校生活で様々な活動に気負うことなく挑戦できたのは、総合型選抜のおかげだと思います
まとめ
今回の記事では中央大学文学部の社会学専攻に合格されたASさんに、気になるあれこれをインタビューしてみました!
どのようなスケジュール感で対策をすべきなのか、総合型選抜で合格を獲得する上で重要なポイントなど、参考になる情報が盛り沢山になっています。
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