明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)』で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「明治大学商学部 総合型選抜」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)
で出願するにあたって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
明治大学では、一般選抜の他に総合型選抜や学校型推薦選抜などという入試方法が用意されています。2024年の現在は文学部、農学部、国際日本学部、総合数理学部らといった学部を、総合型選抜の自己推薦特別入学試験を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
明治大学商学部の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】の入試日程・倍率・募集要項は?
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①公募制特別入試の入試日程
まず明治大学商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)の入試日程についてです。
総合型選抜・推薦入試での合格枠が多く、受験生からも特に人気のある慶應大学が9月初旬、立教大学が9月中旬などの出願締切なことに対して、出願のタイミングは大学入学共通テストの利用であることからも、12月半ばと比較的遅めです。
そのため、長めに準備や対策ができるとも言えますが、一方で、ライバルとなる受験生たちの中には長く対策をしてきている分、高い実力で万全を期していることも想定されます。日程が遅いことを理由に、「遅めの対策で大丈夫!」と考えていては、合格を掴み取ることはできません。
学びたいことや志望理由に書くことが決まっている人は夏までに。大学進学後に志望理由に書くことが決まっていない人は、高校2年生〜高校3年生の春までには、受験対策を始め具体的なアクションをすることをおすすめします。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②公募制特別入試の倍率
明治大学商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、概ね2.0倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね2.0倍で推移しているということは、
その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③公募制特別入試の試験内容
※1 指定科目とは、「歴史総合,世界史探求」「歴史総合,日本史探求」「地理総合,地理探求」「公共,倫理」「公共,政治・経済」「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅱ,数学B,数学C」「情報Ⅰ」のことを指し、これらの内2科目以上受験した場合は高得点の科目の成績を合否判定に利用される。
※2 留学部門は「英語」「ドイツ語」「フランス語」での出願が可能であり、ドイツ語を選んだ場合は「ドイツ語学文学振興会ドイツ語技能検定試験2級以上の合格」を、フランス語を選んだ場合は「フランス語教育振興協会実用フランス語技能検定試験2級以上の合格」を証明する検定試験合格証明書を送付する必要がある。
※3 TOEFL iBTテストスコアはPaper Editionは含まれるが、「MyBest Scores」の活用やHome Editionは不可。
明治大学・商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)には受験方法が、商学部門、留学部門など、複数存在します。明治大学商学部を受験する上で、自身に合った試験方式を選ぶ必要があります。
自身の現状に合わせて有利な受験方式を選ぶ方法は、こちらの記事にて解説をしています。
その試験は、「高等学校調査書」、「必要な検定試験」および「大学入学共通テストのスコア」の3つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
- 高校の評定
- 資格取得
- 共通テスト
の3つに分けられます。
特徴として、受験資格のある人にしか選択できない受験方式なため、長期的な準備が必要になります。また、資格を持っている人が前提であることからも、判断材料となり得るのは『高校の評定』と『大学入学共通テストのスコア』の2つとなり得るため、考慮要素のなかで一つでも失敗すると不合格となるリスクは高まります。しかしながら、書類審査に受からなければ次に進めないといったことがないので、出願者全員が大学入学共通テストに進むことができることがメリットとして挙げられます。
④公募制特別入試の出願条件
明治大学の主な受験条件受験の条件 2025年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、明治大学を志望し、出願学部への入学を確約できる者。必要な単位認定がある+必要な資格を有する+大学入学共通テストを受ける |
出願条件は、単位と資格と大学入学共通テストの3点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
一つ目の条件では、高等学校長の推薦が必要な公募制推薦入試という形をとっていることから、併願制であり、合格した場合は併願が可能であるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。
二つ目の条件では、出願資格として、必要な資格が定められています。明治大学商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)では、簿記、TOEFL iBT、フランス語やドイツ語をはじめとして、様々な検定試験で条件を満たすことができますが、他の学部と比較した際に、比較的高い難易度の試験で受験条件を満たすことができます。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
明治大学商学部に公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】の対策方法とは?
ここでは、明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 高校の評定
- 資格取得
- 共通テスト
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①高校の評定はどれくらい重要なのか?
まず、「高等学校調査書」について解説します。この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。
公募推薦応募の条件とされている「各学科の指定する学習成績の状況(評定平均値)を在学全期間を通じて満たす者」を満たしているかを確認するのが、この高等学校調査書です。
明治大学は、在学全期間(3学期制の学校であれば、1年~3年1学期まで、2学期制の学校であれば、1年~3年前期までの成績が提出対象)の成績が記載された調査書の提出を求めていることから、3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策となります。他の提出書類と比べ長期間での努力が求められます。
受験に必要な高校の評定の記載がないため、どのような点数でも受験は可能ですが、足切りに合わないように高い評定をとっていることが大切です。学校の成績を高い状態で維持する、提出物はしっかり出す、授業中の発言や授業後の質問は積極的に行うなどといった日々の努力が必要になるでしょう。
②資格取得の方法とは?
次に、必要な資格取得のための対策方法について解説します。
「留学部門」では、高等学校在学中に留学経験があり、「留学」として「30単位以上の単位を在籍する高等学校等において認定されている者」を受験資格として挙げています。
「留学」の単位に関しては在籍高校の先生方と受験資格が満たされているか、よく確認しましょう。
また、ドイツ語、フランス語で受験する場合は条件が異なります。ドイツ語を選んだ者は「ドイツ語学文学振興会ドイツ語技能検定試験2級以上の合格」を、フランス語を選んだ者は「フランス語教育振興協会実用フランス語技能検定試験2級以上の合格」を証明する必要があります。これらの資格について説明していきます。
ドイツ語学文学振興会ドイツ語技能検定試験2級取得のために、およそ180時間のドイツ語学習時間に加え、語彙が3,000語の能力があることが合格の目安です。
試験は、1年のうちに夏と冬の2回しかないため、早めに対策しておくことが大切です。公益財団法人ドイツ語学文学振興会が「独検過去問題集」を出しているので、過去問をたくさん解いて対策することが合格への近道でしょう。
フランス語教育振興協会実用フランス語技能検定試験2級取得においては、400時間以上の学習が必要とされており、語彙が3,000語あることが合格の目安です。
試験は、1年のうちに6月と11月の2回しか開催されないので、こちらも早めに対策しておくことが大切です。フランス語の試験も、他の試験資格と同様に過去問を解いての対策が求められます。
スケジュール感としては、高校3年生になると共通テスト対策や併願校の受験対策に追われるため、高校1・2年生の時間があるうちに資格を取得しておくことをお勧めします。
③共通テストの対策方法
最後に、大学入学共通テストの対策方法について解説します。
2021年からはじまった大学入学共通テストは、「思考力・判断力・表現力」を問うことがコンセプトの試験であり、「知識・技術」を試すセンター試験とは異なる試験スタイルになります。そのため、共通テストは高等教育の教科書の基礎内容を修得した上で、資料を正しく読み解く力が必要になります。
共通テストは7割が合格の目安と言われていますが、明治大学の公募性特別入学試験においては9割を超えられるように対策しましょう。
共通テストの対策として以下の3つの方法を紹介します。
(1) 3年生の夏休みが終わるまでに高校範囲の基礎を固め、苦手克服に努める。
(2) 3年生の2学期からはとにかく過去問や予想問題を解く。
(3) 各試験科目を戦略的に勉強する。
(1)高校3年生夏までに基礎を固めよう!
早いうちからの基礎固めの対策が必要になります。スケジュールとしては、2年生の終わりまでに高校1・2年生で扱う内容の基礎を固め、高校3年生の春に模擬試験を活用して自分の実力を知るようにしましょう。
3年の夏の間に苦手分野の集中特訓と全体的な土台づくりに移行していくことで、共通テストに向けた準備ができるでしょう。共通テストは高校1・2年生の内容が多く出題されるため、受験生の時だけでなく、早めの授業の予習・復習の徹底が大切になります。
(2)高校3年生の2学期は過去問や予想問題を解きまくろう!
共通テストは最近始まった試験です。そのため過去問の数が少ないですが、最近では予想問題集が充実していたり、専門塾などで独自の問題が作られていたりします。
解き方を覚えるだけでなく、限られた時間の中で9割以上の得点を取れるように戦略を考えながら解くなど、多くの問題を解いて実際の試験スタイルに慣れていきましょう。
(3)試験科目を戦略的に勉強するためには?
「留学部門」が「国語」「外国語」「指定科目の内1科目」の得点が求められていることから、それぞれの戦略ポイントについて説明していきます。
(a)国語の対策
基礎の土台を固めておくことはもちろん、複数の資料を絡めた問題に慣れることと、時事問題の対策をインプットすることの2つがポイントです。
「国語」では、複数の資料を比較・関連付けさせる問題が出題される傾向にあります。そのため、文章的理解だけでなく、他の資料との違いや根本のテーマをよく見極める練習をしておくことが大切です。
また、社会問題を取り上げた問題が出る可能性が高いことからも、時事ネタを抑えるために、さまざまな分野の入門書を読んだり、ニュースを見たりすることで幅広い知識をインプットすることが必要になるでしょう。
(b)外国語
外国語の学習において、日々の積み重ねをすることが最も大切です。
「留学部門」では、英語の他にドイツ語とフランス語での受験が可能となっているので、どの言語でテストするかを事前に決めておきましょう。
外国語の日々の対策方法として、「リスニング」の鍛え方は、1日10分でも受験言語のニュースを聞いたり、長い会話をメモを取る練習をしたりといった練習方があります。「リーディング」においては、単語を毎日覚えていったり、外国語学習者向けの記事を毎日読んだりなどの努力の仕方があります。
「留学部門」では、「外国語」が他の「国語」や「指定科目の内1科目」の点数の倍の配点が渡され、外国語の点数が重視される傾向にあります。失点が少なくなるように十分な対策をしましょう。
(c)指定科目の内1科目の試験の対策
自身の得意分野に合わせた科目選択が必要になります。
特に、明治大学商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)においては、指定の8科目の中で自分の得意分野や、他の併願大学の指定科目に入っている分野を選ぶようにしましょう。出願時は、先生たちとよく確認して対策をとることが大切です。
共通テストはスコアが明確に出るため、他の受験者との差別化がしやすい試験です。基礎分野は確実に点を取り、9割を超える点数を維持できるように、高校生の早い段階から計画的に共通テスト対策を進めていきましょう。
明治大学商学部公募推薦のまとめ
今回の記事では「明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】で合格するために最短ルート」として、
①公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】で明治大学商学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも明治大学商学部に公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)【留学部門】で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな明治大学商学部の公募性特別入学試験(大学入学共通テスト利用)への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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