明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試(B方式))や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「明治学院大学文学部英文学科 自己推薦AO入試(B方式)」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
明治学院大学文学部英文学科では、一般選抜の他に自己推薦AO入試という入試方法が用意されています。2024年の現在、経済学部、社会学部、国際学部らといった学部を自己推薦AO入試を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
推薦AO入試(B方式)で明治学院文学部英文学科に合格したいなら知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)の入試日程についてです。
第一次出願期間 | 2024年9月20日(金)~27日(金) |
第一次選考結果通知 | 10月下旬ごろ |
第二次出願期間(第一次選考通過者のみ) | 2024年10月24日(木)~10月30日(水) |
第二次選考試験日 | 2024年11月17日(日) |
試験結果発表日 | 2024年12月6日(金) |
総合型選抜・推薦入試での合格枠が多く、受験生からも特に人気のある慶應大学が9月初旬、立教大学が9月中旬などの出願締切なことに対して、出願のタイミングは9月20日(金)~27日(金)と比較的遅めです。
そのため、長めに準備や対策ができるとも言えますが、一方で、ライバルとなる受験生たちの中には長く対策をしてきている分、高い実力で万全を期していることも想定されます。日程が遅いことを理由に、「遅めの対策で大丈夫!」と考えていては、合格を掴み取ることはできません。
学びたいことや志望理由に書くことが決まっている人は夏までに。大学進学後に志望理由s書に書くことが決まっていない人は、高校2年生〜高校3年生の春までには、受験対策を始め具体的なアクションをすることをおすすめします。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
年度 | 倍率 |
2024年度 | 1.2倍 |
2023年度 | 1.1倍 |
2022年度 | 1.2倍 |
各年度をみてみると、2024年度は志願者数が1人で合格者が0名だったため、「該当者無し」という記載になっていますが、他の年度は志願者数が10人前後おり、概ね1.0倍前後に落ち着いています。
総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね1.0倍で推移しているということは、
その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
学部 | 一次試験 | 二次試験 |
文学部英文学科 | 書類選考 | 小論文 面接 |
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試には受験方法が、A方式、B方式の2つ用意されています。明治学院大学文学部英文学科を受験する上で、自身に合った試験方式を選ぶ必要があります。
自身の現状に合わせて有利な受験方式を選ぶ方法は、こちらの記事にて解説をしています。
その試験は、調査書、自己推薦文、出願資格証明のための書類、小論文、面接の5つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
①書類審査
②小論文試験
③面接
の3つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が一次試験内容の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、2つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
出願書類が特に重要となるなかで、2022年度から明治学院大学は、提出書類にかなり専門的な知識を求めてきています。具体的な事例をあげた上でその課題点や問題についてしっかりと自身の意見をもつことが求められているようです。
このようなレポート課題と同時並行でその他の書類(自己推薦書など)を書く必要もあり、自身で対策するのがとても難しいものであるとも言えます。総合力として求められることが多く、難易度が決して低いとは言えないことがわかります。
④出願条件
明治学院大学文学部英文学科の主な受験条件受験の条件 文部科学省が定める大学入学資格のいずれかを有する者、または、2025年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者明治学院大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。以下の項目のうち、いずれか一つを満たす者 実用英語技能検定(英検)2級以上合格またはCSEスコア1980点以上 TOEFL iBT® Test Dateスコア42点以上 GTEC(技能合計スコア)930(960)点以上 TEAP(4技能合計スコア)225点以上もしくは、 TEAP CBT(4技能合計スコア)420点以上全体の評定平均値が3.5以上の者 |
2つ目の条件である、「明治学院大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者」から、合格した場合は必ず進学する必要があるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。
3つ目の条件では、出願資格として必要な英語資格が定められています。明治大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)では、英検資格で2級が求められるなど他校の条件と比べても平均的な英語能力で受験することが可能です。
また、4つ目の条件では、「全体の評定平均値が3.5以上の者」とされています。全体のとされていることから高校3年間すべての評定が評価の対象となることがわかり、求めらる数値は高くはないものの、評定についても注意が必要です。
自己推薦AO入試(B方式)で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試方式での「A方式」と「B方式」の違いとは??
明治学院大学文学部英文学科では、自己推薦AO入試の受験方式として、A方式とB方式が用意されています。
双方に対する解説はあっても、その違いは触れられることが少ないのでここで違いについて解説をしたいと思います。
結論、「A方式」と「B方式」の違いとは、A方式では「高い英語力」が求められているのに対し、B方式では「英語以外の能力」が求められている部分です。
両方式の出願資格を見てみると、
A方式 :英文学科が伝統として重んじてきた英語に強い関心と高い能力を備えた個性豊かな人材の育成を目的とします。受験生のそのような資質・能力を多角的に評価し、選考を行います。 B方式 :英文学科が伝統として重んじてきた英語のみならず、全般的な学力を備えた個性豊かな人材の育成を目的とします。受験生のそのような資質・能力を多角的に評価し、選考を行います。 |
となっており、赤文字の部分から違いが読み取れます。
A方式との詳しい受験方法の違いについては、「こちらの記事」を参考としてみてください。
受験生のみなさんには様々なバックグラウンドがあるでしょう。それぞれのバックグラウンドにあった受験方法を選択しましょう。
明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で最短で合格するための対策方法
ここでは、明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で合格するために必要な対策方法を先ほどの
①書類審査
②小論文試験
③面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)では、書類審査として
(1)調査書
(2)自己推薦書
(3)英語能力に関する出願資格を証明する書類
の3つの提出書類を課しています。
また、海外の高校出身者は、「海外高等学校卒業(見込み)者調査票」を加えて提出する必要があります。
特に重要だと考えられる書類について詳しく説明します。
(1)調査書
まず、「調査書」についてです。この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)では、評定についての出願資格が設けられていることから、それを満たしているかの確認とともに、アドミッションポリシーに書かれている能力を持っているかをチェックされます。
他の大学では、教科が絞られていたり、期間が定められている場合があるなかでも、在学全期間の成績が記載された調査書の提出を求めていることから、この受験方式では総合的な学力であることがわかります。
そのため、3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策となり、他の提出書類と比べ長期間での努力が求められているとも言えるでしょう。
(2)英語能力に関する出願資格を証明する書類
次に、「英語能力に関する出願資格を証明する書類」についてです。
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)では、前述の通り出願条件として、比較的標準的な英語能力が求められており、この書類では、その条件を満たすことを証明する必要があります。
改めて、入学条件を見てみると
実用英語技能検定(英検)2級以上合格またはCSEスコア1980点以上TOEFL iBT® Test Dateスコア42点以上 GTEC(技能合計スコア)930(960)点以上 TEAP(4技能合計スコア)225点以上もしくは、 TEAP CBT(4技能合計スコア)420点以上 |
となっています。この中のどれかの資格を持っていることが必要とされているわけですが、英検では2級以上が必要とされているように、標準的なレベルの英語力が必要とされていることがわかります。
英検以外の資格も、英検準一級と同程度の難易度となっており、すでに該当資格を持っていない方でも、出願時期直前に取得しやすいと思われるかもしれません。
しかし、受験資格以上の英語資格をもっていることは試験において大きな加点要素となる場合が多いです。英検の場合、英語資格をまだ持っていない方はすぐに2級を取得し、準一級にチャレンジするこをおすすめします。
これに関連し、こちらの記事で紹介している「A方式」ではB方式よりも高めの英語力を条件としていますので、同学科の入学を考えており高い英語力を持っている方は「A方式」を検討することもおすすめです。
(3)自己推薦文
最後に、「自己推薦文」についてです。明治学院大学の所定様式で、志望理由を書きます。文学部英文学科では、「様式3」というテンプレートを利用します。(2025年度時点)
問いは、「自己を推薦する文章を自筆により800字程度で書いてください」となっています。
大学や学部学科のアドミッションポリシーを熟読し、自身がそのポリシーに当てはまっていることをしっかりと強調しましょう。そのなかで、自身の過去の経験などを踏まえて具体的な例をいれられるとさらにいいでしょう。
また、この受験方式では志望理由書がないため、自己推薦文の中で志望理由についても触れられるとなおいいでしょう。そのため、学科で学ぶことのできる内容を把握したうえで、それらがつながるように組み合わせて書きましょう。
限られた文字数のなかでそれを的確に伝えることができるよう、何度も修正し自身が志した理由が分かりやすい文になっているかを常に意識することが大切です。
また、面接で問われることは、事前に提出した書類のことが中心となることから、この志望理由書の内容も重要となります。
面接時に深堀りされることも考えられるので、添削をかさね自身でも内容を理解していることが対策方法として非常に大切になるでしょう。
②小論文試験の対策方法
明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)では、2次選考において、「英語によるエッセイ/300-500語程度」が課されます。
例年、問題が数行の短い英語の文章で書かれており、それに対しての意見とその理由を書くといった内容の小論文が出題されています。以下に2024年度の過去問を記載します。
<論題> 次の設問に300語〜500語程度の英語で答えなさい。What are advantages or disadvantages of majoring in the humanities compared with majoring in one of sciences? Explain your ideas with examples and supporting reasons. |
設問としては、一般的なものではありますが、このような内容に300~500字で答えなければならないという点が一番この問題において一番難しい部分といえるでしょう。
英検2級の記述問題では、80-100文字程度の文字数しか求められないにもかかわらず、その3倍近い文字数を求められます。そのため、小論文のための対策を行うことは必須だといえるでしょう。
日頃から英語の文章に触れるだけでなく、自分で英作文をする練習を重ねる必要があります。市販の問題集などを活用してさまざまな文章を英語で書くことに慣れましょう。学校の先生に英作文の添削をお願いすることも良い対策になります。
過去3年分の試験問題は大学のHPに掲載されているため、必ず取り組んで分析や対策をしたうえで本番に臨みましょう。
③面接の対策方法
明治学院大学の自己推薦入試の面接は、10分から15分間で行われることが多いようです。
面接の形式は、個人面接かグループ面接のいずれかで、当日決定されます。
質問は志望動機や高校生時代に頑張ったことについて問われる、一般的な面接が想定されます。
提出書類が出来次第面接の練習に入ることがお勧めです。また、英文学科では、自己推薦書の提出が義務とされているので、他の学科と比べても過去の経験などの質問が多いことも想定されます。
具体的には、
(1)相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
(2)面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする。
(1)については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
(2)について、大学の教授は課題で書かれている内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、書かれている内容以上のことを聞いてくる可能性があります。書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。
まとめ
今回の記事では「明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で合格するために最短ルート」として、
①自己推薦AO入試(B方式)で明治学院大学文学部英文学科に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識②自己推薦AO入試の「A方式」と「B方式」の違いとは?
③明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で最短で合格するための対策方法
の3点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも明治学院大学文学部英文学科に自己推薦AO入試(B方式)で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな明治学院大学文学部英文学科の自己推薦AO入試(B方式)への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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