今回の記事では総合型選抜のメインディッシュでもある志望理由書の
書き方について詳しく解説していきます!
いきなり結論!総合型選抜で必要な対策とは?
総合型選抜(AO入試)では、多岐にわたる準備が求められます。まず、総合型選抜で合格を掴むためにどのような対策が必要なのか確認しておきましょう。
総合型選抜における対策は、主に以下の3つに別けることができます。
① 提出書類の対策
志望理由書、英語資格、評定平均など、これらの提出書類が基本です。これらを丁寧に作り込むことが、合否を左右する鍵になります。
② 小論文の対策
受験生の論理的思考力や文章表現力、また教養の有無を評価するための重要な試験です。
③ 面接対策
自分の考えを表現し、大学側と対話するための試験です。事前にしっかりと対策を立てる必要があります。
志望理由書の重要性を理解していない人は要注意!
では今回の記事のタイトルでもあるように、志望理由書の対策について徹底的に解説していきます。
志望理由書に対し、以下のように考えている人はいませんか?
・夏休みに書けばいいや
・志望校に通っている先輩、学校の先生の指示に従って書けば大丈夫だろう
・部活や生徒会、課外活動で活躍したから有利だろう
もしこの記事を読んでいるあなたがこのような考えを持っているのであれば、その考えは今すぐ捨ててください。合格したくないのであれば引き続き持っていただいても構いません。
総合型選抜において、志望理由書の質が合否を大きく分けると言っても過言ではありません。志望理由書は、あなたがなぜその大学で学びたいのか、そして大学が求める学生像に合致しているかを伝えるための最重要書類です。
志望理由書の重要性を理解し対策を進めれば今からでも足掻ける書類ですが、逆に言えば、志望理由書がしっかりしていないと、いくら実績があっても合格のチャンスは遠のいてしまいます。
ここまで読んでくださった皆さんは、志望理由書がいかに重要なものであるかご理解いただけたと思います。本記事では、受かる志望理由書の書き方をご紹介します。
ポイント1:志望理由書とは?その本質を理解しよう
志望理由書は、大学にあなたが「なぜその大学を志望するのか」「自分がどのように貢献できるのか」を伝えるための最重要書類です。
この書類を通じて、大学側が求める「学生像」と自分がどの程度一致しているかを示すことが求められます。
ただし、多くの高校生がここでつまずきがちです。自己PRや志望動機の重要性を理解していないために、誤った書き方をしてしまうケースが後を絶ちません。特に以下のようなミスが多いです。
①自己PRばかり書いてしまう
自己アピールに集中するあまり、大学側が重視している学問的な興味や将来的なビジョンが欠けてしまいます。
②やりたいことや志をひたすら書いてしまう
どんな分野に興味があるかを述べるだけでは不十分です。その分野をどのように探求し、大学での学びに結びつけるかを具体的に示すことが求められます。
この記事では、志望理由書に必要なポイントを解説していきます。出願が差し迫っている中でも志望理由書に対する解像度をあげて、周りの受験生と差をつけられる志望理由書に近づけていきましょう!
ポイント2:志望理由書に不可欠な要素
志望理由書を効果的に書くためには、以下の2つの要素が不可欠です。しっかりとポイントを押さえていきましょう。
不可欠な要素① 一貫性
志望理由書全体を通して、一貫したメッセージを伝えることが大事です。
自己PR、志望動機、将来のビジョンが全て繋がり、自然な流れで展開されているかどうかを確認しましょう。矛盾が生じると、書類全体の信頼性が損なわれます。
不可欠な要素②研究テーマ
最も重要なのは、研究テーマです。志望理由書を書く際には、この研究テーマを設定することが大きなポイントになります。
「研究テーマって何?」と疑問に思うかもしれませんが、実際に多くの高校生がこれを軽視しています。
大学は研究機関です。そのため、単なる学びたいという意欲ではなく、自分が何を研究し、どのようにその知識を深めたいのかを明確に示す必要があります。
志望理由書に研究テーマを盛り込むことで、大学側にあなたの学問的な意欲と適性をしっかりとアピールできます。
ポイント3:受かるための研究テーマを作るポイント
とはいえ、研究テーマをむやみやたらに作れば合格するという訳ではありません。合格する研究テーマには少なくとも、以下の3つの要素が盛り込まれている必要があります。
抑えるべきこと① 学術性
研究テーマは、学問的に探求する必要がある領域であるかどうかをチェックしましょう。
大学側が研究機関として重視しているのは、学生が自分の興味関心を学問に結びつけ、実際に探求していける能力です。志望理由書では、研究テーマが学術的価値を持つことを明示することが重要です。
抑えるべきこと② 自己唯一性
自分がそのテーマを選んだ理由や、テーマに取り組むことで自分がどのように成長できるかを示すことが不可欠です。
このテーマを探求するのが「あなたでなければならない理由」を、感情的かつ論理的に説明しましょう。「なぜそのテーマに興味を持ったのか」を具体的な体験や背景に基づいて説明すると、より説得力が増します。
抑えるべきこと③ 競合優位性
他の高校生と比較して、競合が少ないニッチなテーマを選ぶことが鍵です。
例えば、人気のあるテーマや一般的なテーマではなく、独自性のある領域を設定することで、志望理由書全体に独自の価値を付加することができます。誰も考えていないような研究テーマを見つけることができれば、それが合格に向けた大きな前進になります。
ポイント4:研究テーマさえ決まれば大幅に有利!
質の高い研究テーマが決まれば、志望理由書の内容が大幅に充実します。
そして、合格に向けての大きな武器となります。過去の合格者の中には、非常にユニークな研究テーマを設定していた人が多くいます。
例えば「認知バイアス内省化におけるマテリアルコンピューティングによる視覚化の研究」というようなテーマは、他の受験生との差別化に成功し、結果として合格に繋がった事例もあります。
そのため、受かりたければ、まずは「研究テーマ」をしっかりと作ることが必須です。志望理由書を書く際にこの部分をしっかりと掘り下げておけば、大きなアドバンテージを持つことができます。
ポイント5:志望理由書対策の必勝ルート
志望理由書の質を上げるためには、戦略的かつ計画的な対策が必要です。書く内容を理解していても、実際に書き上げることが難しい場合があります。そこで、以下の対策を実行しましょう。
①早めに研究テーマを決定し、準備を進める
志望理由書の準備は、できるだけ早く始めることが重要です。
夏休み後に焦って書き上げるのではなく、できるだけ早い段階からテーマを設定し、何度も見直しを繰り返すことで完成度を高めていきましょう。
②専門的な指導を受ける
志望理由書は、自分一人で書き上げるのが難しい場合もあります。
そこで、専門的な指導を受けることが非常に効果的です。プロのアドバイスを受けながら、内容をブラッシュアップしていくことで、より完成度の高い志望理由書を作成できます。
③高い基礎教養と日本語運用スキルを身につける
合格することのできる質の高い志望理由書を書くためには、日本語を正確に使いこなす能力が重要です。
主語や述語が曖昧な文章になってしまったり、一文が長くなりすぎてしまったりしてしまうと読みづらい文章になってしまいます。。志望理由書を添削をしていて、そんな文章を多く目にします。
簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。
ポイント6:質の高い研究テーマを設定するために
質の高い研究テーマを見つけるには、一般的な高校生が考えるようなテーマでは不十分です。
過去の合格者の研究テーマは、非常にユニークで、他の受験生との差別化が明確にできていました。「認知バイアス内省化におけるマテリアルコンピューティングによる視覚化の研究」というように、タイトルだけでは理解しにくいけれど、研究としての深みがあるテーマが大いに評価されます。
志望理由書における研究テーマの設定は、合格を左右する大きな要素です。自分の興味関心に加え、どのようにしてそのテーマを探求していくかを具体的に示すことが重要です。
既にある研究とは違う、学術性・自己唯一性・競合優位性を持った研究テーマを作成し、大学合格に向けて駆け出していきましょう!
最後に
今回紹介した志望理由書の書き方や、研究テーマの重要性を理解し、早めに準備を進めることが合格への近道です。
つまり、戦略的な準備と計画的な取り組みが、志望校合格を実現するための最強の武器となります。
志望理由書に関してさらに詳しく学びたい場合や、専門的なアドバイスを受けたい方は、ぜひ【Blue Academy】のサービスを活用してみてください。本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
最後まで本記事を読んでくださった方限定で、有料級特別特典をお渡ししています。Blue Academyの公式LINEを追加して、是非、周囲と差をつける受験対策を一足先にはじめていきましょう!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
また、上記特典だけでなく、個別相談会へのお申し込みとご参加で
早慶GMARCH関関同立や上位国公立大学を含む50校以上の大学の
・募集要項まとめ
・過去3年間の倍率変化
・出願要項
を簡単に知っておくことができる『完全網羅資料』をお渡ししています。