立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「立命館アジア太平洋大学 総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
立命館アジア太平洋大学では、一般選抜の他に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)という入試方法が用意されています。2024年の現在はアジア太平洋学部、国際経営学部、サスティナビリティ観光学部らといった学部を、総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)でAPUに合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)の入試日程についてです。
一次出願締切(第一回) | 9月17日(火)消印有効 |
一次出願合否発表日 | 10月11日(金) |
二次試験実施日 | 10月9日(土) オンライン |
試験結果 | 11月1日(金) |
一次出願締切(第二回) | 12月4日(水)消印有効 |
一次出願合否発表日 | 1月17日(金) |
二次試験実施日 | 1月25日(土)or 26日(日) オンライン |
試験結果 | 2月6日(木) |
上智大学の公募推薦が10月、慶應義塾大学SFCが9月上旬なのに対して、立命館アジア太平洋大学の総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)では9月17日消印有効と12月4日(水)消印有効の2回のチャンスがあるため、都合の良いタイミングを選択できます。
そのため、いつのタイミングで出願するのか、併願校はどこに提出するのか、戦略的に出願することが可能な大学です。ただし、試験には、志望理由書と筆記試験、面接があります。この筆記試験は、他大学の小論文とは異なるため、特別な対策が必要となります。十分に自分自身の受験戦略を検討することをお勧めします。
②倍率
立命館アジア太平洋大学の総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
年度 | 倍率 |
2024年度入学者 | 2.0倍 |
2023年度入学者 | 2.7倍 |
2022年度入学者 | 4.1倍 |
各年度の倍率をみてみると、ばらつきはありますが、おおよそ3.0倍前後に落ち着いています。
総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね3.0倍前後で推移しているということは、その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
学部 | 一次試験 | 二次試験 |
アジア太平洋学部 | ・筆記試験(指定図書に関しての研究計画書執筆) ・志望理由書 | 一次試験での執筆内容に関する論理的思考の面接・志望理由 |
国際経営学部 | ・筆記試験(指定図書に関しての研究計画書執筆) ・志望理由書 | 一次試験での執筆内容に関する論理的思考の面接・志望理由 |
サスティナビリティ観光学部 | ・筆記試験(指定図書に関しての研究計画書執筆) ・志望理由書 | 一次試験での執筆内容に関する論理的思考の面接・志望理由 |
立命館アジア太平洋大学の総合型選抜には受験方法が、総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜の他に、総合評価方式・論述型、活動実績型の二つがあります。
自身の現状に合わせて、受験方式の戦略を行う必要があります。
その試験は、入学志望理由書、筆記試験(指定図書に関しての研究計画書執筆)、面接の3つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が書類審査、筆記試験の段階でハイクオリティな書類及び筆記試験の答案を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、3つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、筆記試験などの対策を出願後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④出願条件
立命館アジア太平洋大学の主な出願条件 ①出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者 ②高等学校(中等教育学校を含む)を卒業または卒業見込みの者等、大学入学資格を有する者 |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
一つ目の条件では、出願学部に対する関心と学修意欲を十分に備えた者という形をとっていることから、併願制であり、合格した場合は併願が可能であるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。
二つ目の条件では、出願資格として、高等学校(中等教育学校を含む)を卒業または卒業見込みの者等、大学入学資格を有する者と定められています。立命館アジア太平洋大学は、国際色が豊かな大学であり、多くの資格や基準で試験を受けようとすることから、このような表記になっています。
そのため、通常の高等学校や相応の学校に在籍していれば、特段の心配はありません。
しかし、留学等で条件が異なる場合には、立命館アジア太平洋大学の受験者資格を確認してください。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で最短で合格するための対策方法
ここでは、立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査
立命館アジア太平洋大学の総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)では、書類審査として
(1) 調査書
(2) 志望理由書
の2つの課題を課しています。
「志望理由書」はどの受験方式でも共通の項目となります。
(1) 調査書について
この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。
(2) 志望理由書について
これは、以下の内容が含まれていることが重要になります。
(1-1) 自分自身と研究テーマの出会い
(1-2) なぜ、APUでそれを学ぶ必要があるのか
(1-3) 課題を解決することに伴う社会的意義とは何か
(1-1) 自分自身と研究テーマの出会いについて
大学はあくまで研究機関です。これまでの受動的な教育が施される環境とは異なり、自分自身で選択し、判断していくことが求められる場所です。
特にAPUでは、生徒の判断、研究を重視する傾向が強く、研究テーマへの寛容さはありますが、その研究手法や、自分自身とそのテーマの関係など、5W1Hについて詳しく名言できるほどの内容に仕上げる必要性があります。
限られた文字数のなかでそれを的確に伝えることができるよう、何度も修正し自身が志した理由が分かりやすい文になっているかを常に意識することが大切です。
(1-2) なぜAPUでそれを学ぶ必要性があったのか
APUは、後でも記す通り、「世界を動かす人材」の輩出を目指しています。
世界を動かす人材とは幅広いですが、その広さ故、自分自身が現状どの立ち位置にいて、何をしたいのか。さらには、どのように人生を変える必要性があるのかなど、常に問いを行ってきたのかをしつこく質問される傾向にあります。
そのため、APUでなければならない理由や、APUだからこそできること、自分とAPUは何が同じで、反対に違うのかなど、これらを返答できるよう、何度も検証を重ねることが重要です。
(1-3) 課題を解決することに伴う社会的意義とは
APUの特徴の1つとしては、研究論文やレポートに対して力を入れて教育している、という点にあります。
そのため、他大学とは異なり、社会的メリットにも配慮し志望理由書を執筆する必要性があります。一般的には、自分自身がこの課題を実行する上で何が重要なのか、そして、この課題を解決することで、どんなメリットが生まれるのかなど、自分自身の視点を中心に記載するケースが多く見受けられます。ですが、APUでは、他者の視点や社会の視点から分析、検証を行うことで、面接官を含めかなり印象が良くなることが想定されます。
この分析に関しては、面接の際に非常によく問われる質問ですので、しっかりと志望理由書の段階で、答えられるように準備しておく必要があります。
②筆記試験
立命館アジア太平洋大学の総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)では、
(1) アカデミックライティングスキルを理解し、使いこなすことができているのか
(2) 社会の事実を客観的に分析し、自分自身で仮説検証を行うことが可能か
が問われています。
この問題に関しては、なかなか過去の問題が公開されていないので、昨年度の受験生から聞き取り調査から作成した、疑似問題を紹介します。
まず、試験が始まると以下の5つの図が提示されます。
この図をみて、自分自身が論じたい、検証したいものを見つけ、その内容に関して論述していく試験になります。
最低二つ以上の資料選択が必須で、その他は自由に記述して回答する問題です。
自由度は増しますが、一番難しい入試とも言われています。
この受験方式では、主に、アカデミックライティングスキルを有しているかどうか、が問われる入試です。受験前には、必ず研究計画書の作り方や社会の諸問題に対する基礎的知識を有しておく必要があります。
そのため、効果的な方法として、日常的にグラフや資料について自分自身の意見や考えを文章に書くなどして対策しましょう。
また、研究計画の書き方を理解するためにも、今一度自分自身の研究テーマからどのような仮説や検証が必要で、社会的意義があるのかなどを振り返りましょう。
まだ研究テーマや志望理由書が完成していないみなさんは、研究とは何かを調べることから始めましょう。
③面接の対策方法
立命館アジア太平洋大学で行われる面接は、提出書類の内容に沿った質問、筆記試験での回答を中心に深掘りを行う面接です。一次試験完了後、すぐに面接の練習に入ることを強くおすすめします。
具体的には、
(1) 相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
(2) 面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする。
(1) については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
(2) について、大学の教授は課題で書かれている内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、書かれている内容以上のことを聞いてくる可能性があります。書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。
まとめ
今回の記事では「立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で合格するために最短ルート」として、
① 立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
② 立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜(AO入試)で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな立命館アジア太平洋大学に総合評価方式・探求型〜ロジカル・フラワー・チャート〜への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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