成城大学法学部に総合型選抜で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「成城大学法学部 総合型選抜」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、成城大学法学部に総合型選抜で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
成城大学法学部では、一般選抜の他に総合型選抜入試という入試方法が用意されています。2024年現在、文芸学部、経済学部、社会イノベーション学部といった学部も総合型選抜 を通じて受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
総合型選抜で成城大学法学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず成城大学法学部の総合型選抜の入試日程についてです。
一次出願締切 | 9月13日(金) |
一次試験日 | 10月12日(土) |
一次出願合否発表日 | 10月18日(金) |
二次試験出願締切 | 10月28日(月) |
二次試験日 | 11月10日(日) |
合格者発表日 | 11月15日(金) |
上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切であることに対して、成城大学法学部の総合型選抜では9月13日とやや早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。
また『成城大学文芸学部』の場合、一次試験の合格発表後、二次試験の出願が別途必要なことに注意が必要です。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
成城大学法学部の総合型選抜における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
年度 | 倍率 |
2024年度 | 4.6倍 |
2023年度 | 3.5倍 |
2022年度 | 3.4倍 |
各年度をみてみると、概ね3~4倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね3~4倍で推移しているということは、
その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
一次試験 | 二次試験 |
・書類審査(志願理由書)・文章読解力審査 | 面接(資料分析力・表現力審査) |
成城大学法学部の総合型選抜には受験方法が一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、成城大学法学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、
①志望理由書
②文章読解力審査
③面接
の3つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
一次試験に受からなければ次の試験に進むことができないため、出願者全員がハイクオリティな志願理由書を用意しておく必要があります。また成城大学法学部は独自の試験として文章読解力審査を課しているため、普段から長めの文章に慣れておくという対策も欠かせません。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、面接についても引き続き丁寧に対策する必要があります。面接などの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。
④出願条件
成城大学法学部の主な受験条件2025年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者 |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
成城大学法学部では、高校の評定や英語外部試験などの出願条件を課していません。そのため、書類と面接の準備をしっかり行えば誰でも合格するチャンスがあるといえます。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです
総合型選抜で成城大学法学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
成城大学法学部に総合型選抜で最短で合格するための対策方法
ここでは、
- 志願理由書
- 文章読解力審査
- 面接
の3つそれぞれについて、成城大学法学部に総合型選抜で合格するために必要な対策方法をお伝えしていきます。
①志願理由書の対策方法
成城大学法学部の総合型選抜では、書類審査として志願理由書の提出を求めています。「志願理由書」には、成城大学法学部に進学したい理由について、自身の経験や目標を基にして分かりやすくまとめることが求められます。以下のように過去・現在・未来の3段階に分けて自分自身について考えることで、説得力のある志願理由書を作成することができます。
手順1:過去の経験
まずは過去の経験から、自分という人間がどのような人なのか分かってもらえるような出来事をピックアップしましょう。
手順2:現在の取り組み
過去の出来事を踏まえて、現在自分が取り組んでいることについて知ってもらう必要があります。このときに大切なのが、ただ活動を羅列するのではなく、経験がどのように行動に結び付いているのか、という因果関係を明確にすることです。また、主体性をアピールすることも高評価につながります。
手順3:未来の目標
ここまでの自分の活動を踏まえ、さらに発展させていく目標を明確にしましょう。成城大学法学部でしか学べないカリキュラムや活動、具体的な授業などを明らかにして、自身の夢やキャリアプランと大学での学びが直結するという熱意をアピールしましょう。
②文章読解力審査の対策方法
成城大学法学部の独特の試験である文章読解力審査とは、「6,000 字から10,000字程度の論理的かつ主張のある文章を提示し、客観的かつ批判的な読解力を審査」するものです。
例年、法学部で学ぶ内容に関連した論説文を読み、設問に答える形式となっています。
読解力はすぐには身につかないものです。日ごろから比較的長い文章を読み、問題を解く練習を繰り返すことが大切です。現代文などの問題集を活用し、選択問題だけではなく自力で問題に対応できる力をつけましょう。
また文章内容を理解しやすいよう、学問分野に関するニュースを見たり、一般常識的な知識を蓄えておいたりすることも有効な対策です。
③面接の対策方法
成城大学法学部の総合型選抜で行われる面接は、志願理由書に基づいた質問に加え、「特定のテーマについての資料を読み、その資料をもとに議論を論理的に展開することが出来るか、社会問題に関心があるか」を問われる特殊なものです。
そのため、以下のような対策が求められます。
(1) 実際に書類を見てもらいながら面接練習をする
面接をする大学の教授は、受験生の志望理由書を熟読した上で面接しているのではなく、サラッと読んで面接をしています。大学にもよりますが、多くがこのような形です。
あなたの研究テーマや志望理由について、あまり知らない人を相手に対して、それらを説明をするという練習をすることで、本番における受け答えの精度を高めることができます。
あまり関わりのない学校の先生や、あなたの研究テーマなどについてあまり知らない親戚や友人などに、書類を基に面接練習をしてもらうよう依頼してみましょう。
(2) 深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする
大学の教授は課題で書かれている内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、志願理由書に書かれている内容以上のことを聞いてくる可能性があります。書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。
(3) 資料を読み、分析・説明する練習をする
実際の試験では15分間で資料を読み、それについて分かりやすく議論を展開することが求められます。
そのため、事前に関連分野の社会問題についての知識を獲得しておく他、短時間で資料内容を正確に読み取る練習が欠かせません。さらにどうしたら読み取った内容を端的に伝えられるか、繰り返しトレーニングすることで要約力をつけることも大切です。
まとめ
今回の記事では「成城大学法学部に総合型選抜で合格するために最短ルート」として、
①総合型選抜で成城大学法学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②成城大学法学部に総合型選抜で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも成城大学法学部に総合型選抜で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな成城大学法学部の総合型選抜への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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