早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「早稲田大学国際教養学部 AO入学試験(4月入学)国内選考」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
早稲田大学国際教養学部では、一般選抜の他にAO入学試験(4月入学)国内選考入試という入試方法が用意されています。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
1:AO入学試験(4月入学)国内選考で早稲田大学国際教養学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず早稲田大学国際教養学部のAO入学試験(4月入学)国内選考の入試日程についてです。
上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切なことに対して、早稲田大学国際教養学部のAO入学試験(4月入学)国内選考では8月26日~9月7日と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
早稲田大学国際教養学部のAO入学試験(4月入学)国内選考における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、概ね3.7倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね3.7倍で推移しているということは、
その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
早稲田大学国際教養学部のAO入学試験(4月入学)国内選考には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、早稲田大学国際教養学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、「高等学校調査書」をはじめとする提出書類による「書類審査」および「筆記試験」の2つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
の2つに分けられます。
特徴として、1次試験に受からなければ次に進めないといったことがないので、出願者全員が筆記試験に進むことができることが挙げられます。しかし、総合的な判断のため、2つの考慮要素のなかで一つでも失敗すると不合格となるリスクは高まります。また、1,2次の対策を同時並行的に行なわなければいけません。
ただ、筆記試験を受けるチャンスが最初から想定できることで、英語資格や評定といった定量的な指標でそこまで良いスコアを保持していない生徒でも、筆記試験で逆転し、合格枠に滑り込めるチャンスがあるとも言えます。
しかし、出願書類に難があれば、勿論、総合的判断に基づいて不合格になる可能性もあります。
このようなレポート課題と同時並行でその他の書類(自己推薦書など)を書く必要もあり、自身で対策するのがとても難しいものであるとも言えます。総合力として求められることが多く、難易度が決して低いとは言えないことがわかります。
④出願条件
早稲田大学国際教養学部の主な出願資格 次のいずれかに該当する者高等学校または中等教育学校を卒業した者。または2025年3月31日までに卒業見込みの者 特別支援学校の高等部、高等専門学校における3年次を修了した者、又は2025年3月31日までに修了見込みの者 文部科学大臣が高等学校の過程と同等の過程を有する者として認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、または2025年3月31日までに修了見込みの者 文部科学大臣の指定した者 高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験に合格した者、または2025年3月31日までに合格見込みのもので2024年3月31日までに18歳に達する者 高等学校卒業認定審査規則による高等学校卒業程度認定審査に合格した者 専修学校の高等課程で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者 その他本学において、個別の入学審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めたもので2025年3月31日までに18歳に達する者 |
出願条件は、細かく定められています。そのため、必ず要項を確認の上条件を確認しましょう。
さらに、早稲田大学交際教養学部の「AO入学試験(4月入学)国内選考」は専願ではありません。早稲田大学の他学部に限らず、他大学との併願が可能です。
(こういう気づいた点があれば追記してくれても良いです)神学部を除くどの学部でも外国語資格の保有が必須であることから、早めに外国語試験の対策を行っていく必要があると言えます。
『AO入学試験(4月入学)国内選考』で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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2:早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で最短で合格するための対策方法
ここでは、早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
の2つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査
早稲田大学国際教養学部のAO入学試験(4月入学)国内選考では、提出書類として
(1) Application Form
(2) 出願資格を証明する書類
(3) 英語外部検定試験の成績を証明する書類
(4) コンビニエンスストア入学検定料収納証明書台紙
(5) 国内及び海外で単位を修得した学校側が発効した調査書
(6) 体験・取り組み内容証明書
(7) 日本での在留を証明する書類
(8) パスポートのコピー
(9) 複数の氏名が同一人物であることを証明する書類
9つの提出があります。
上記のうち、①~④については全員必須、⑤~⑨については対象者のみの提出です。
細かい形式については、要項に記載があります。必ず確認し、不備が無いよう準備しましょう。
特に重要と考えられる「Application Form」について説明します。
(1) Application Formについて
形式としては、オンライン出願システム上で作成したものを片面印刷し、提出します。
Application Formに入力するのは、以下の内容です。
要項に細かい指定があるため、確認しながら入力しましょう。
・出願者情報
・学歴
・英語外部試験の成績
・中学卒業以降の国際体験
・中学卒業以降に一番力を入れて取り組んだこと
・体験・取り組み内容証明
・Essay
・出願書類作成時に行うこと注意点
中でも説明が必要と考えられるものについて説明します。
(1-1) 英語外部試験の成績
まず、「英語外部試験の成績」についてです。
有効な英語外部試験は、英検(従来型・S-CBT・S-Interview)、TOEFL iBT、IELTS Academic、GTEC(検定版・CBT)です。
また、2025年度入学試験の場合、2022年9月1日以降に受験した試験のみが有効となります。
それぞれの提出形式については要項を確認してください。
早稲田大学国際教養学部では受験に際し、制限スコアは設けられていません。しかし、合格者の平均スコアとして、TOEFL100点以上、IELTS7点以上という結果が公開されています。このことからも高いスコアの方を提出したほうが有効であると考えられます。
平均スコアも参考に自身に合った外部試験を選び、練習を重ねたうえで受験しましょう。
(1-2) 中学卒業以降の国際体験
次に、「中学卒業以降の国際体験」についてです。
内容としては、「今の自分を形作った国際体験について、今の自分にどのような影響を与えているかを日本語500字以内で記載」します。
ここでの「国際体験」は必ずしも海外での体験や経験である必要はなく、本やメディアを通じて感じたことでも良いとされています。
この項目では、早稲田大学国際教養学部のアドミッションポリシーに該当する人物であるかを評価する項目の一つであると考えることが出来ます。
制限文字数の中で体験についてなるべく具体的に書くことが必要です。また、自分の言葉で自身をアピールできる書類の一つです。自身だけでなく周りの人や、プロの目線から客観的にみてもらうことも大切でしょう。
(1-3) 中学卒業以降に一番力を入れて取り組んだこと
次に、「中学卒業以降に一番力を入れて取り組んだこと」についてです。
内容としては、「中学卒業以降、自身の強みを活かしながら一番力を入れて取り組んだことを、その経験を通じて感じたことや気づきを織り交ぜながら日本語300字いないで記載」します。
この項目での前項目に引き続き、早稲田大学国際教養学部のアドミッションポリシーに該当する人物であるかを評価する項目の一つであると考えることが出来ます。
ここでも字数の中で、具体的に書くことを心掛けましょう。また、自身の強みや経験を通して感じたこと気づきについてしっかり答える必要があります。問いに対し自身の記述が適切であるかを確認しましょう。
前項目の「中学卒業以降の国際体験」に引き続き、自身をアピールできる書類の一つです。自分だけでなく周りの人や、プロの目線から客観的にみてもらい添削を行いましょう。
(1-4) 体験・取り組み内容証明
次に、「体験・取り組み内容証明」についてです。
ここでは、「中学卒業以降の国際体験」および「中学卒業以降に一番力を入れて取り組んだこと」の入力内容に、表象、資格、特定の団体が主催・企画する行事への参加を含む場合に入力します。
(1-5) Essay
最後に、「Essay」についてです。
ここでは、「今までの自身の経験と将来の夢をつなぐ場として国際教養学部を選んだ理由を日本語800字以内」で入力します。
自身の夢や希望、また学科で学ぶことのできる内容を把握したうえで、それらがつながるように組み合わせて書きましょう。その際、早稲田大学国際教養学部のカリキュラムや教授について調べることは有効と考えられます。
限られた文字数のなかでそれを的確に伝えることができるよう、何度も修正し自身が志した理由が分かりやすい文になっているかを常に意識することが大切です。
周囲の方やプロに添削をしてもらうのもよいでしょう。
②筆記試験の対策方法
まず、この筆記試験の概要について説明します。前述の通り早稲田大学国際教養学部のAO(4月入学)国内選考の場合、2段階での選考は行われませんが、その代わり全員が受ける筆記試験のため、他の大学よりもライバルの多い試験となっています。
制限時間は120分です。
内容としてはすべて英語の試験で、与えられた資料を理解し分析したうえで、自分の考えを表現する「Critical Writing」が行われます。
大門は1〜3の3つで、全て英語の長文が課されています。
問1は、英語の文章の穴埋めの選択問題。問2・3は英語の長文を読んだうえで、文章の内容についての問題に答える選択問題と、Essayがそれぞれ課されます。
この筆記試験の対策として次の2つの方法を紹介します。
(1) 受験する分野に関する問題をとにかく解く
(2) 英語のEssayの練習をする
(1) については、最近では赤本に公募推薦の過去問が乗るようになったりなど、過去のデータも豊富なだけでなく、専門塾などで独自の問題が作られていることが多くあります。書き方を覚えるだけでなく、限られた時間と字数の中で自身の意見をしっかりと述べられるよう多くの問題を解きましょう。
早稲田大学では、数年分の過去問を配布しているので必ず参考にしましょう。
(2) について、早稲田大学国際教養学部のAO入試では120分の中で2本のEssayを書く必要があります。これは日ごろから練習をしていないと厳しいことです。過去問や似た形式の問題に取り組み練習を行いましょう。また、必ず英語の先生などに添削をしてもらい、わかりやすく説得力のあるEssayを書けるようある程度の量を書くことが必要と考えられます。
3:まとめ
今回の記事では「早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で合格するために最短ルート」として、
①AO入学試験(4月入学)国内選考で早稲田大学国際教養学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも早稲田大学国際教養学部にAO入学試験(4月入学)国内選考で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
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