立教大学経済学部に総合型選抜で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「立教大学経済学部 自由選抜入試」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、立教大学経済学部に自由選抜入試で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
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立教大学経済学部では、一般選抜の他に自由選抜入試という入試方法が用意されています。2024年の現在は、立教大学の全学部を、自由選抜入試を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
自由選抜入試で立教大学経済学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず、立教大学経済学部の自由選抜入試の入試日程についてです。
上智大学の公募推薦が10月、主要国公立大学などが10月以降の出願締切であることに対して、立教大学経済学部の自由選抜入試では9月18日と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学経済学部、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
立教大学経済学部の自由選抜入試における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、概ね7倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね高めの倍率で推移しているということは、
その他の大学と比較してもかなり高い倍率になります。しかし、一般入試で同じ学部を受験する際には一般入試での同大学の倍率も競争率が高くなります。同じ大学を受けるとしても、自由選抜入試した方がチャンスがありますし、一般と併用することで、受験のチャンスを増やすこともできます。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。
受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
立教大学経済学部の自由選抜入試には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、立教大学経済学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、志望理由書、調査書、知識、学力試験および面接の4つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の4つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が一次試験内容の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、4つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④出願条件
立教大学経済学部の主な受験条件受験の条件1 .次の(a)~(c)のいずれかに該当する者。 (a)高等学校(中等教育学校後期課程を含む。以下同じ)を卒業した者および2025年 3 月卒業見込みの者。 (b)通常の課程による12年の学校教育を修了した者および2025年 3 月修了見込みの者。 (c)学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および2025 年 3 月31日までにこれに該当する見込みの者(詳細は、下記を参照すること)。 2 .本学経済学部(経済学科、経済政策学科、会計ファイナンス学科)での勉学に強い意欲を持つ者。 3 .次の英語資格・検定試験のいずれかの成績を取得している者。 (a)ケンブリッジ英語検定スコア140点以上 (b)実用英語技能検定[英検]スコア1,950点以上 (c)GTECスコア930点以上 (d)IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア4.0以上 (e)TEAPスコア225点以上 (f)TEAP CBTスコア420点以上 (g)TOEFL iBTスコア42点以上 (h)TOEIC L&Rのスコアと2.5倍したTOEIC S&Wのスコアとを合算したスコア1,150点以上(いずれもIPテスト不可) |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。
帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
一つ目の条件では、高等学校卒業または、それに準ずる学校を卒業予定であることです。これは他の大学の総合型選抜と何ら変わらない条件です。
二つ目の条件では、本学経済学部での勉学に強い意欲を持つ者。とされており、高い志望度を求めていることがわかります。しかし、この条件は他の受験方法、他の大学との併願を禁止しているわけではなく、合格した場合必ず進学しなければいけないわけではありません。
三つ目の条件では、出願資格として、必要な学習成績として評定と外国語試験の条件が定められています。立教大学経済学部の自由選抜入試では、必要な外国語資格例をはじめとして、様々な外国語試験で条件を満たすことができますが、他の学部と比較した際に、比較的(選択)低い難易度の試験で受験条件を満たすことができます。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです
自由選抜入試で立教大学経済学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
立教大学経済学部に自由選抜入試で最短で合格するための対策方法
ここでは、立教大学経済学部に自由選抜入試で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査の対策方法
立教大学経済学部の自由選抜入試では、書類審査として
(1)調査書
(2)志望理由書
の2つの課題を課しています。
上記3つの書類はどの学科でも共通の項目となります。
(1)調査書について
まず、「調査書」についてです。この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。
要項において、一次選考では「高等学校での学業成績、課外活動などの実績、専攻分野に関連する実績・資格・能力、志望理由などを総合的に評価する」と記載されています。
このことを考えると、条件として、「評定」は設定されていませんが、高校での評定も重要視されていることがわかります。
(2)志望理由書の対策方法
立教大学の自由選抜入試での、志望理由書には「これまでの自分の実績や集中して行ってきたことに触れながら、入学後に何をどのように学びたいのか」について書く必要があります。
上記のことに触れながらしっかりと志望している理由を伝える書類とする必要があります。
前半の、「これまでの自分の実績や集中して行ってきたこと」については、要項で強調されている課外活動などの実績、専攻分野に関連する実績を中心としながら、志望理由につながるような点を端的にアピールする必要があります。
自分が学びたいことや志望理由となるべく関連があることをチョイスするといいでしょう。
後半の、「入学後に何をどのように学びたいのか」については、志望理由として最も重要な部分となります。「何をどのように学びたいのか」まで書かなければならない以上、将来の研究テーマとして明確なものを設け、その分野についての知識をつける必要があります。
学びたい分野については、自身の興味のある部分と社会問題を照らし合わせて、考える方法がおすすめです。
立教大学のアドミッションポリシーには、「社会問題」に関心があることが挙げられているため、経済に関する「社会問題」に日頃から注目するといいでしょう。
そして、その問題について立教大学経済学部で学びたいといった流れが一般的と言えるでしょう。さらにその問題を学べるのが立教大学経済学部のみであることをアピールできればさらにいいでしょう。
そのためには、ご自身で大学や経済についてリサーチすることが非常に重要となります。オープンキャンパスの模擬事業や、webの記事を参考にしながら多くの情報に触れることを意識しましょう!!
②筆記試験の対策方法
この筆記試験については、要項において、「主に現代の政治や経済に関する知識や関心、基礎的な数学的分析能力を問います。」とされていることから、経済に関する問題以外にも数学的な問題が出題されることがわかります。
そのため、単に一般的な経済知識だけでなく、数学的思考力を身につけ、この受験用の対策をする必要があると言えるでしょう。
この部分は合否を分けるポイントといえます。過去問や経済的な思考方法を身につけ、重点的に対策を行いましょう。
具体的には、経済の教科書や資料集を使い、用語や制度についての理解はもちろん、歴史についても理解する必要があると言えるでしょう。
③面接の対策方法
立教大学の自由選抜入試で行われる面接は、提出書類の内容に沿った志望理由などの質問が中心とされながら、経済に関する時事問題も聞かれる模様です。
そのため、提出書類が出来次第すぐに面接の練習に入り、経済に関するインプットと同時並行で対策を行うことがおすすめです。
具体的には、
(1)相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
(2)面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする。
(1)については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
(2)について、大学の教授は課題で書かれている内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、書かれている内容以上のことを聞いてくる可能性があります。書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。
まとめ
今回の記事では「立教大学経済学部に自由選抜入試で合格するために最短ルート」として、
(1)自由選抜入試で立教大学経済学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
(2)立教大学経済学部に自由選抜入試で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも立教大学経済学部に自由選抜入試で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
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