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国際基督教大学に総合型選抜のIB認定校対象入試で合格するための最短ルートを大公開!

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国際基督教大学総合型選抜入試で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?

総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「国際基督教大学 総合型選抜入試」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。


本記事では、国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!

※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。

国際基督教大学では、一般選抜の他に4月入学帰国生選抜、English Language Based Admissions、学校推薦型選抜などの入試方法が用意されています。また、総合型選抜の中でも、IB認定校対象の他に理数探求型入試や英語外部試験利用入試入試という入試方法を通じて受験可能です。

まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。

1:総合型選抜でICUに合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識

  1. 入試日程
  2. 倍率
  3. 試験内容
  4. 出願条件

4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。

①入試日程

まず国際基督教大学総合型選抜の入試日程についてです。

一次出願締切Web出願:9/2(月)10:00~9/10(火)23:59 (日本時間)郵送出願:9/11(水)当日消印有効 (海外からは必着)
一次出願合否発表日10月11日(金)
二次試験実施日10月19日(土)
試験結果11月1日(金)

上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切であることに対して、国際基督教大学総合型選抜では9月10日と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。

そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。

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京香先生
入試日程等の関係から、国際基督教大学の総合型選抜を受験する多くの受験生が早慶上理、日東駒専などを滑り止めにして受験する場合が多い傾向にあります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。

②倍率

国際基督教大学の総合型選抜における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。

年度倍率
2024年度2.7倍
2023年度2.0倍
2022年度2.4倍
2021年度2.4倍
2020年度2.9倍

各年度をみてみると、概ね2.4前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね2.4で推移しているということは、

その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。

入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。

続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。


③試験内容

受験方式一次試験二次試験
IB認定校対象課題論文『日本語及び英語の個人面接』

国際基督教大学総合型選抜には受験方法が、英語外部試験利用、理数探求型、IB認定校対象など、複数存在します。国際基督教大学を受験する上で、自身に合った試験方式を選ぶ必要があります。

自身の現状に合わせて有利な受験方式を選ぶ方法は、こちらの記事にて解説をしています。


その試験は、入学願書、高等学校調査書、IB Diploma Final Grades または Predicted Grades、推薦状、課題論文の内容と成果の見込み、自己活動歴と自己分析、英語の能力を証明する書類、およびオンライン個人面接つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。

大きく分けると

  • 書類審査(総合型選抜共通)
  • 面接

つに分けられます。

一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が書類審査の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。

また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、丁寧に引き続き対策する必要もあります。

面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。

一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。

多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。

小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

④出願条件

上智大学の主な受験条件受験の条件
2025年3月に国際バカロレア・ディプロマ(IB Diploma)取得見込みの者で、国際基督教大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。
卒業までに出願資格「日本語A」を履修済み予定+「英語試験の資格(基準として英検準一級)」

出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。

こちらは国際バカロレアを活用した試験なため、IB Diploma取得見込みの書類が必要になります。また、「日本語A」を履修していない、あるいは履修予定でない者は受験資格がないので注意が必要です。

一つ目の条件では、「本学を第一志望としている者」という条件基準をとっていることから、専願制であり、合格した場合は必ず進学する必要があるということがわかります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。

二つ目の条件では、出願資格として、必要な学習成績として「日本語A」の履修と英語試験の条件が定められています。国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象試験では、英検をはじめとして、様々な外国語試験で条件を満たすことができますが、他の学部と比較した際に、比較的高い難易度の試験で受験条件を満たす必要がります。

英検の他にもIELTSやTOEFL、Cambridge English Qualitification、GTECといった外部の英語資格も利用可能なため、自分の得意な試験スタイルで受験することができます。英語の能力の最低条件などの記載はなく、どのような得点でも受験は可能ですが、足切りにあわないように早めに外国語試験の対策を行っていく必要があると言えます。

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京香先生
国際基督教大学をはじめとして、総合型選抜・推薦入試での大学合格目指しているあなたが、現在高校3年生である英検で2級以上をまだ取得していない評定が4/5以上とれるかわからない特別な課外活動や実績などがない大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられないこの中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです

ICUに総合型選抜で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。

基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。

※Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。

2:国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象で最短で合格するための対策方法

ここでは、国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象で合格するために必要な対策方法を先ほどの

  • 書類審査
  • 面接

2つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。

①書類審査

国際基督教大学の総合型選抜のIB認定校対象では、書類審査として

(1) 高等学校調査書
(2) IB Diploma Final Grades または Predicted Grades
(3) 入学願書
(4) 推薦状2通
(5) 学校内外における自己活動歴と自己分析(800字以内)
(6) 課題論文の内容と成果の要約(1500字以内)
(7) 英語の能力を証明する書類

7つの課題を課しています。

「課題論文の内容と成果の要約」についてはのちに詳しく分析していくので、このパートでは残りの6つについて説明していきます。

(1) 高等学校調査書

まず、「高等学校調査書」についてです。この調査書が提出書類として課されている一番の理由は、大学側が応募している学生の評定を確認するためです。

国際基督教大学は評定平均の条件を定めていませんが、あまりに低いスコアだと合格の確率も低くなるでしょう。

在学全期間(3学期制の学校であれば、1年~3年1学期まで、2学期制の学校であれば、1年~3年前期までの成績が提出対象)の成績が記載された、提出の3ヶ月以内に高等学校が発行し厳封した調査書の提出を求めているため、合格の確率を上げるために3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策となります。他の提出書類と比べ長期間での努力が求められます。

(2) IB Diploma Final Grades または Predicted Grades

「IB Diploma Final Grades あるいは Predicted Grades」を得ることができる成績条件を満たしているかについては、担任の先生と事前に確認しましょう。

(3) 入学願書

次に、「入学願書」についてです。

総合型選抜では志願理由書が重視されるということが多いですが、国際基督教大学のリベラルーアーツ教育の特徴をどれほど理解しているかが合格の鍵となります。

「入学願書」では以下つのお題に答える必要があります。

3-1) ICUを志望した動機
3-2) あなたの人生観に大きな影響を与えたと思われること
3-3) ICUの学生としてICUの理念を実現するためにどのような貢献ができるか

国際基督教大学のアドミッション・ポリシーに記載がある通り、国際基督教大学は、世界人権宣言の原則に則り「責任ある地球市民」の育成に取り組んでいます。International(国際性)、Christian(キリスト教)、Academic(学問)への使命を掲げ、世界の平和と多様な価値観を持つ人々の共生が目標です。文系・理系の学問領域にとらわれずに幅広い学問の知見を持ち変革を促す「リベラルアーツ教育」が特徴と言えます。

ポイントとなるのは、「どうしてリベラルアーツ教育でないといけないのか」という点です。アドミッション・ポリシーからもわかる通り、一つの学問だけでなく幅広い学問を統合し行動することのできる知性が求められている大学の特徴上、複数の視点や価値観、学問の見解が重視されます。

多角的な見解が必要でありながら、「入学願書」の3つの題意で一貫した論理性がなければ足切りにあう恐れがあるでしょう。

限られた文字数のなかで自身の夢や希望、また大学で学ぶことのできる内容を把握したうえで、それらがつながるように組み合わせて的確に伝えることができるよう、何度も修正し自身が志した理由が分かりやすい文になっているかを常に意識することが大切です。

(4) 推薦状2通

そして「推薦状」についてです。総合型選抜では高校の先生の推薦状を出願書類に必須としている大学が多いですが、国際基督教大学は他の大学と異なり推薦状を書ける人物の幅が広いです。つまり、推薦状をお願いする相手をよく吟味することが大切です。

国際基督教大学の総合型選抜の規定では、1通を「IBディプロマコーディネーター・担任またはそれに準ずる学校関係者」から、もう1通を「その他(親族・本学専任教職員以外)」から推薦状を受け取るようにと記されています。

つまり、1通目の推薦状は高校内で自分のことをよく知る教員に、2通目は高校外において「学校内外における自己活動歴と自己分析」や「課題論文」の内容において自分の功績をよく知る人物にお願いすると良いでしょう。

(5) 学校内外における自己活動歴と自己分析(800字以内)

次に、「学校内外における自己活動歴と自己分析」についての対策方法です。

所定用紙に「IBの使命や学習者像を実現するために、高等学校在学中に、どのようにCAS(創造性・活動・奉仕)に取り組んだか、また、それによって自分の資質をどのように評価することになったかを、的確に分析し800字以内で述べてください。」といった自己推薦書が求められています。

生徒会やボランティア活動などといったわかりやすい肩書きがあれば内容に困りませんが、そのような経験がない場合は創造性・活動・奉仕の定義から説明する必要があります。

ここで注意したいのが、自己推薦書の内容です。自己推薦書の内容に志望したきっかけなどを入れてしまい、自己推薦というテーマから離れていってしまうこともあります。また、肩書きや経験があるからといっても受かるわけではありません。

面接以外で、自分の言葉で自身をアピールする唯一の書類です。自身だけでなく周りの人や、プロの目線から客観的にみてもらうことも大切でしょう。

(6) 課題論文の要約(1500字以内)

まず、この課題論文の要約の概要について説明します。

出願書類として、所定用紙に「課題論文(Extened Essay)の内容と成果(見込み)の要約(1500字以内)」を書くことを求められています。

課題論文は高校2年の終わりにテーマを決め出し、3年の春の段階で基礎文献探しや論の構成を練る段階に入っていることから、書類を提出する9月初めではまだ全体が書き終わっていない段階となるでしょう。

日本語では8,000字、英語であれば4,000wordsを求める課題論文を1500字以内に要約しなければいけないため、早め早めのうちから準備を始め、要点を絞って書き上げて行く必要があります。

この試験の対策として次の2つの方法を紹介します。

6-1) 研究の深堀りをして、初めての人にも理解できるようにわかりやすく書く
6-2) 関連分野の知識、時事情報をインプットする

1については、限られた字数の中で自分の論文内容を誰にでも伝わりやすく伝える必要があります。

そのために、課題の目的や研究手法、仮説や結果、そしてその研究の社会的意義などを深ぼって一貫性のある文章になるようにまとめていく必要があるでしょう。

塾の先生や親や友人などに添削をお願いして改善を重ねることで、より質の高い文章を練って行くことができます。

2については、自分が書く内容の分野の入門書を読んだり、ニュースを見たりすることで知識をインプットすることがで対策を行うことができます。

面接時に教授から深掘りされる可能性があるので、知識だけでなくその仕組みや他の関連情報など、より幅広い対策をとっていきましょう。

(7) 英語の能力を証明する書類

最後に、「英語の能力を証明する書類」についてです。

これは「英語A(Literature またはLanguage and Literature)」を履修している者は任意提出になるので注意してください。

国際基督教大学が「英語の能力を証明する書類」として指定している書類は以下のつの公式スコアのいずれかです。

①IELTS(Academic Module)
②TOEFL iBT
③英検(4技能・CSEスコアを含む/合格したものに限る)
④Cambridge English Qualification(合格したものに限る)
⑤GTEC(4技能版)

出願において英語能力の最低条件の記載はありませんが、あまりにスコアが低いと出願書類における合格条件を満たす可能性が低くなってしまうでしょう。

そのため早い段階から英語の勉強を始め、高いレベルの英語能力資格を持っているほど有利と言えます。英語の勉強の仕方がわからない人は、まずはリーディングやライティングといった個人で能力を伸ばしやすいセクションに集中することをお勧めします。

また、スピーキングやライティングもコツを掴めば点を取りやすいので、何度も添削や練習を重ねて自分なりのスタイルを洗練させても良いでしょう。

②面接の対策方法

国際基督教大学の総合型選抜試験で行われる面接は、提出書類の内容に沿った質問が中心となる一般的な面接です。

特に「課題論文」について日本語でのプレゼンテーションが求められます。オンラインでの面接なため、スライドや図・表を用いた説明準備が必要になるでしょう。

また、英語での面接もあるため、提出書類の内容を英語でも説明できる能力と準備が必要になります。様々な提出書類が求められ、提出書類が出来次第すぐに面接の練習に入ることがおすすめです。

具体的には、

①相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
②面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする。

①については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。

同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。

②について、大学の教授は書類に書かれている内容や意見について本当に理解しているかや妥当性があるかを確かめるために、書かれている内容以上のことを聞いてくる可能性があります。

書類内容を振り返るだけでなく、その内容以上のことを答えられるよう意識しましょう。

3:まとめ

今回の記事では「国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象で合格するために最短ルート」として、

1:国際基督教大学総合型選抜で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
2:国際基督教大学に総合型選抜のIB認定校対象で最短で合格するための対策方法

点について、ご紹介しました。

受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。

受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。

また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも国際基督教大学総合型選抜のIB認定校対象で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。

Blue Academyではそんな国際基督教大学総合型選抜への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。

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