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【大妻女子大学】2026年度 総合型選抜 完全攻略ガイド|入試基本情報から試験対策まで徹底解説【ブルーアカデミー】

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【大妻女子大学】2026年度 総合型選抜 完全攻略ガイド|入試基本情報から試験対策まで徹底解説【ブルーアカデミー】

大妻女子大学の総合型選抜は、単なる学力試験ではありません。それは、受験生一人ひとりが持つ個性、情熱、そして未来へのビジョンを大学と共有し、対話を通じて評価される機会です。学力だけでは測れない潜在能力や、本学の教育理念との適合性を多角的に示すことができるこの入試方式は、明確な目標を持つ受験生にとって、合格への力強い道筋となります。

大妻女子大学の総合型選抜は、主に自己推薦型基礎学力型で構成されています。【自己推薦型】は自身の個性やこれまでの活動をアピールする方式、【基礎能力型】はそれに加えて特定の課題への探究能力を示す方式、といったように、受験生の特性に合わせて選択可能です。

本稿は、これら大妻女子大学の【2026年度】総合型選抜の中でも、【自己推薦型】入試に関する全貌を解き明かし、受験生が自信を持って準備に臨めるよう、入試日程、出願資格、試験内容、倍率の動向、そして合格を掴むための具体的な対策までを網羅した、包括的な戦略ガイドです。

参照:大妻女子大学 受験生サイト

↓総合型選抜の基礎を知る 

【2026年度】総合型選抜の全体像と入試日程

総合型選抜を成功させる第一歩は、その全体像を正確に把握し、緻密なスケジュール管理を行うことです。ここでは、選抜方式ごとの特徴を理解し、2025年度の入試日程を網羅的に解説します。

選抜方式の理解:【自己推薦型】

大妻女子大学の総合型選抜「自己推薦型」は、能力・特技・資格や個性・学習意欲などを中心とした総合的・多面的な人物評価を慎重に行い、大学の精神・理想・学風にふさわしい学生を選抜しようとするところにあります。

総合型選抜(自己推薦型)

  • 概要: 出願書類、プレゼンテーション、面接を通じて、受験生の意欲、関心、個性、基礎的な能力などを多角的に評価する方式です。
  • 評価のポイント「キャリア計画書」および、それに基づいた「プレゼンテーション」「口頭試問」
  • こんな人におすすめ: 評定平均に自信はないが、探究活動や課外活動に力を入れてきた受験生。大妻女子大学を第一志望とし、入学への強い意志を持つ受験生。

【2026年度】入試日程

総合型選抜は、一般選抜に比べて選考スケジュールが早期に開始されます。

以下の日程は【2025年6月】時点の情報です。出願にあたっては、必ず大学公式サイトで最新の「学生募集要項」を確認してください。

項目日程
出願期間2025年9月8日(月)~9月12日(金)
一次選考(試験日)2025年9月27日(土)
2025年9月28日(土)
2025年10月4日(土)
2025年10月5日(日)のいずれか1日
二次選考書類提出期間10月15日(水)~10月24日(金)
最終合格発表2025年11月1日(土)

出願資格とアドミッション・ポリシーの徹底解剖

大妻女子大学の総合型選抜で評価されるのは、単なる学力や活動実績ではありません。大学がどのような学生を求めているかを深く理解し、自身がその学生像に合致することを示すことが合格の鍵です。

出願資格

まず、基本的な出願資格として、以下の要件を満たす必要があります。

  • 学歴: 高等学校等を2025年3月に卒業見込みの者、または2024年3月に卒業した者。
  • 専願/併願要件併願可(合格者は原則入学)。合格した場合、入学を確約できる者。
  • 学習成績の状況(評定平均値):特になし。
  • その他: 志望する学部・学科への強い関心と明確な目的意識を持つこと。

合否を分けるアドミッション・ポリシーの読み解き方

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)は、大学が求める人物像に関する最も重要なメッセージです。これを深く読み解くことは、出願書類の作成や面接対策の羅針盤となります。大妻女子大学が掲げるアドミッション・ポリシーは、以下の能力・態度を持つ学生を求めています。

  • <知識・技能>: 深く幅広い知識・教養及び専門的知識・技術を修得し、考察を深めるための基礎的な学力を持っている。
  • <思考力・判断力・表現力>: 自らの人生を積極的に考え、豊かな実りある将来を築きたいという意思を持っている。
  • <主体性・多様性・協働性>:コミュニケーション力を磨き、主体的かつ創造的に問題の解決に取り組む意欲を持っている。人々の幸せやより良い社会の実現に寄与したいという意欲を持っている。

これらの言葉は「入試の設問」そのものです。合格に向けた準備とは、この「設問」に対し、自身の経験や考えを具体的な「解答」として提示する作業に他なりません。志望理由書や面接では、自身の経験がこれらのどの項目に合致するのかを常に意識してアピールしましょう。

入試倍率の動向と分析

過去の入試倍率の分析は、対策の強度を見極める上で不可欠です。ここでは、近年の総合型選抜における倍率の動向を概観し、学部・学科ごとの詳細なデータを提示します。

近年の全体傾向

大妻女子大学の総合型選抜は、一般選抜と比較すると倍率が穏やかな学部・学科も多く存在します。しかし、人気学部では依然として高い競争率が見られます。もちろん、倍率だけで入試の難易度を測ることはできません。しかし、これらのデータからは、しっかりと準備を行えば、十分に合格を狙える可能性があることが示唆されます。

【学部・学科別】入試結果データ(2024年度) 

年度/学部・学科選抜方式志願者数合格者数倍率
家政学部 被服学科自己推薦型69人40人1.7倍
家政学部 食物学科 食物学専攻自己推薦型54人32人1.7倍
文学部 日本文学科自己推薦型32人31人1.0倍
社会情報学部 社会情報学科自己推薦型33人29人1.1倍
比較文化学部 比較文化学科自己推薦型22人21人1.0倍


(注)上記は公表データの一部です。詳細は必ず大学の公式発表をご確認ください。

2024年度の結果を見ると、多くの学部で倍率は1倍台と、一般選抜に比べて低い傾向にあります。これは、専願であり、出願書類や事前の準備に時間がかかるため、目的意識の低い受験生が少ないことが要因と考えられます。しかし、倍率が低いからといって決して「簡単」なわけではなく、一人ひとりの資質がじっくりと評価される入試であると理解すべきです。

試験内容の完全分析

大妻女子大学の総合型選抜は、提出書類による評価と、大学での個別試験という二段階の評価を基本としています。ここでは、それぞれの試験内容を詳細に分析し、評価のポイントを明らかにします。

最重要書類:「総合型選抜キャリア計画書」

これは単なる志望理由書ではなく、以下の要素を構造的に記述することが求められます。

  • 将来の夢や目標(キャリア計画)
    将来どのような分野で、どのように社会に貢献したいのか。
  • 志望理由(なぜこの大学・学部なのか)
    なぜその夢を実現するために大妻女子大学の、その学部・学科でなければならないのか。
  • これまでの取り組み(探究活動や経験)
    その夢に関連して、高校時代にどのような活動や探究を行ってきたのか。(活動報告書で具体的に記述)
  • 自己PR(自身の強み)
    自身の強みや個性が、大学での学びにどう活かせるのか。

この書類は、アドミッション・ポリシーで示された資質をアピールする最大の舞台です。大学のカリキュラムや教員の研究内容まで深く調べ上げ、自身の将来像と大学での学びを具体的に結びつけて記述することが、説得力のある書類を作成する鍵となります。

個別試験:【プレゼンテーション、口頭試問】

大妻女子大学の個別試験は、主にプレゼンテーションおよび口頭試問によって、受験生の多面的な能力を評価します。

対話で人間力と熱意を測る「プレゼンテーションおよび口頭試問」

個人面接およびプレゼンテーションは、合計で約30分程度の時間が設定されています。単なる質疑応答ではなく、対話が深まる中で受験生一人ひとりの内面や思考のプロセスを深く理解しようとする大学の姿勢の表れと言えるでしょう。

  • プレゼンテーション:多くの学部で、提出した「キャリア計画書」「活動報告書」に基づき、5分程度のプレゼンテーションが求められます。自分の強みや学びたいことを簡潔に、かつ情熱的に伝える準備が必要です。
  • 口頭試問:各学科に入学するにあたって基礎となる知識や学科課題、コミュニケーション能力が問われる面接試験となっています。プレゼンテーションの対策と併せて知識・技能面での学習も並行して行う必要があります。

合格を掴むための徹底対策ガイド

ここからは、これまでの分析を踏まえ、大妻女子大学の総合型選抜で合格を勝ち取るための具体的な対策方法を段階的に解説します。

成功への第一歩:カギは「高3の夏休み」と「大学への深い理解」

「いつから準備を始めればいいのか?」多くの受験生が抱くこの疑問に対し、答えは明確です。総合型選抜での合格を目指すのであれば、高校3年生の夏休みが準備の天王山となります。

逆算すれば、高校3年生の5月から6月には、自己分析や大学研究に着手することが理想的です。実際に多くの合格者が、「高校3年の早い段階で準備を始めたことが成功の要因だった」と語っています。

そして、準備の質を高める上で欠かせないのが、大学への深い理解です。パンフレットやウェブサイトの情報収集はもちろん重要ですが、それだけでは不十分。ぜひオープンキャンパスや大学説明会に足を運び、キャンパスの空気を肌で感じてください。

ある合格者は、「何度も大学に通い、その雰囲気を体で感じることで、『絶対にここに行きたい』という気持ちをより一層高めることができた」と振り返ります。これは、志望動機を具体化し、面接で語るエピソードを豊かにするだけでなく、長い受験勉強を乗り切るためのモチベーション維持にも繋がる、極めて有効なアクションです。

評価される「キャリア計画書」作成の技術

「キャリア計画書」は、あなた自身を映し出す“分身”です。以下の3つのステップで、評価者の心に響く、あなただけの物語を紡ぎ出しましょう。

  • Step 1:徹底的な自己分析
    まずは、これまでの人生を振り返り、自分という人間を構成する情報を洗い出す作業から始めます。「何が好きなのか」「何に情熱を注いできたか」「どんな時に喜びを感じ、どのような社会課題に問題意識を持つか」。具体的なエピソードと共に、一つひとつ書き出していきましょう。この作業こそが、あなただけのオリジナルな物語の核を発見するプロセスです。
  • Step 2:専門家レベルの大学研究
    「なぜ、数ある女子大学の中で大妻女子大学でなければならないのか」。この根源的な問いに、揺るぎない答えを出すためには、徹底的な大学研究が不可欠です。学部・学科のカリキュラムはもちろん、特定の授業名、担当教員の専門分野や研究論文、ゼミの活動内容まで深く踏み込んで調べ上げましょう。
    そして、「〇〇先生の△△という研究に感銘を受け、先生のゼミで□□について深く探究したい」といったレベルまで、自身の学びたいことと大学のリソースを具体的に結びつけます。この具体性こそが、あなたの本気度を証明します。
  • Step 3:「過去・現在・未来」を繋ぐ物語の構築
    最後に、自己分析で見つけた「過去(動機となった原体験)」、大学研究で見つけた「現在(大妻女子大学で学びたいこと)」、そして自身の「未来(大学での学びを活かしたキャリアプラン)」を、一本の論理的な線で結びつけます。
    この一貫した物語こそが、あなたという人間を何倍にも魅力的に伝え、大学のアドミッション・ポリシーが求める「自らの人生を積極的に考え、豊かな実りある将来を築きたいという意志」を証明する最強の武器となるのです。

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面接官の心に響く面接・プレゼン対策

面接とプレゼンテーションは、書類だけでは伝わらないあなたの人間性、思考の深さ、そして熱意を直接アピールする最終関門です。

  1. 徹底した準備
    まずは、提出した「キャリア計画書」の内容を完全に自分のものにしましょう。どの部分を深掘りされても、よどみなく、かつ自分の言葉で補足説明できるように準備します。「志望理由」や「高校時代に頑張ったこと」といった定番の質問への回答も、丸暗記ではなく、核となるエピソードを整理しておきましょう。5分間のプレゼンテーションも、時間を計って何度も練習してください。
  2. 自信がつくまでの実践練習
    作成した想定問答集をもとに、学校の先生や塾の講師など、第三者に面接官役を依頼し、繰り返し模擬面接を行ってください。練習では、話す内容だけでなく、姿勢、視線、声のトーンといった非言語コミュニケーションも意識することが重要です。実際の面接は圧迫的な雰囲気ではないとの報告が多いですが、どのような質問にも落ち着いて、論理的に、そして熱意を込めて応答する訓練を積み重ねることが、何よりの自信につながります。

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【合格者の声】先輩2名が語る!大妻女子大学総合型選抜、勝利の秘訣

では、実際に大妻女子大学に合格した先輩たちは、どのように対策を進めたのでしょうか。ここからは、見事合格を勝ち取った2名のリアルな声をご紹介します。

CASE 1:Tさん(自己推薦型・家政学部合格)

「『なぜ大妻?』の追求が、私を合格へ導いてくれました」

◆ プロフィール

  • 強み:食育ボランティアの経験、調理師免許の取得
  • 合格の鍵:大学のカリキュラムと自分の目標の接続

食物学を学ぶため、自己推薦型に挑戦したAさん。彼女が最も力を入れたのは、志望理由の具体化でした。

「『食を通して人を健康にしたい』という夢を、なぜ大妻で実現したいのかを突き詰めました。他大学とも比較し、大妻の実験・実習の多さや、〇〇先生の食品開発に関する研究に惹かれた点を具体的にアピールしました。プレゼンでは、ボランティアでの経験を写真で示しながら説明したことで、熱意が伝わったと思います。面接では『入学後の学習計画』を詳しく聞かれましたが、シラバスを読み込んでいたので自信を持って答えることができました。」

▶ Aさんの教訓:大学の特色を深く理解し、「ここで学びたい」という具体的根拠を示せ!

CASE 2:Rさん(自己推薦型・比較文化学部合格)

「自分だけの『物語』で、面接官の心を掴みました」

◆ プロフィール

  • 強み:地域の国際交流イベントへの参加、英語ディベート大会の出場経験
  • 合格の鍵:活動実績を魅力的なストーリーに昇華

海外文化への関心を武器に、自己推薦型で合格したBさん。彼の挑戦は、自分の活動の価値を言語化することから始まりました。

「全国大会のような華々しい実績ではなかったので、活動の『一貫性』と『学びの深化』を意識しました。『なぜ国際交流に興味を持ち、そこで何を感じ、その経験を比較文化学部でどう研究に繋げたいか』。点だった活動を一本の線で結び、自分だけの物語として提示したことが評価されたのだと思います。」

面接では、その物語を軸にした「対話」が繰り広げられたと言います。

「面接は試験ではなく、自分の考えを伝える対話の場。完璧な答えよりも、自分の言葉で熱意を伝えることが何より大切だと実感しました。」

▶ Bさんの教訓:活動の一貫性を示し、未来への展望を語れる「自分だけのストーリー」を構築せよ!

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【まとめ】大妻女子大学が求める未来の学生像

大妻女子大学の総合型選抜で成功を収めるのは、「明確なビジョンを持つ、主体的な探究者」です。大学のアドミッション・ポリシーを深く理解し、自らの経験と言葉でその資質を証明できる学生が求められています。

これから総合型選抜に挑む皆さんは、以下の最終チェックリストを心に留め、準備を進めてください。

  • アドミッション・ポリシーを自分の言葉で説明できるか?
  • 志望理由書は「過去・現在・未来」が一貫した物語になっているか?
  • なぜ大妻女子大学なのか、特定の授業や教員名を挙げて説明できるか?
  • プレゼンテーションと面接で、自分の考えを熱意をもって伝えられるか?
  • 第三者からの客観的なフィードバックをもらったか?

総合型選抜は、自分自身と深く向き合う貴重な機会です。このプロセスを通じて得られる力は、合格という成果以上に、あなたの未来にとって大きな財産となるでしょう。

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