慶應義塾大学SFCに合格した神原さん
❝個人に合わせて認知バイアスを可視化する紙を作りたい❞
これは、2024年度入試にて慶応義塾大学環境情報学部(SFC)に総合型選抜(AO入試)で合格した弊塾卒業生の神原さんが志望理由書で記した志です。
神原さんは中学時代に目の当たりにした「先生と生徒の認知バイアス」をきっかけに、認知バイアスを可視化させるゲームを考案しました。
現在は、ゲーム開発の過程で気がついたさらなる問題点を解決するために、紙と機械を共存させる新たな表現技法について研究を進めています。
そんな神原さんに、インタビュー形式で今回はSFC受験に関する質問をしていきたいと思います。
合格者のプロフィール

SFCを志望校とした決め手は?

友人の紹介で巡り合った予備校講師の方とのミーティングで総合型選抜について聞いたとき、今までの人生で行ってきたこと全てが試される受験形式に惚れこみました。そしてなにより、「特に慶應義塾大学の面接はその場に立つだけで人間として成長できる」という言葉が刺さり、総合型選抜での慶應義塾大学の受験を決めました。


“個人に合わせて認知バイアスを可視化する紙を作りたい”
これは、今までの研究を通して抱いた、私の志です。
中学時代、「先生と生徒の間の認知バイアス」を目の当たりにしたことをきっかけに認知バイアスを可視化させるゲームを考案しました。しかし、自分の考案したゲームには、「私の主観」が入ってしまっていたのです。そのため、プレーヤーのバイアス度合いを正確に可視化できているのか、そもそもなぜ現状バイアスを是正できないのかを疑問に感じました。
それから先行研究を調べているうちに、バイアスを是正する解決策として、視覚表現とグラフィックレコードを用いて紙面上に表現することを思いつきました。視覚表現は自然に脳内で処理されるため、受動的かつ、目立つ場所にバイアスを可視化できる紙を貼ってあるだけで全体的に効果を齎すことができるのです。
ただこの解決策を実行するには、情報を可視化することが難しいという問題がありました。この現状を打破するために、慶應義塾大学の脇田教授の元で紙と機械を共存させる新たな表現手法を学びたいと考えました。
その他にも、自分の研究のために必要なマテリアルコンピューティングや身体分析を学べる事などもSFCを選んだ理由の1つです。

SFC合格までの神原さんの歩み
(1) 合格までの課外活動


・先生と生徒の認知バイアスを可視化させるゲームの制作
・デザイン会社でのインターン
・奥尻島での町おこし活動
デザイン会社でのインターンはBlue Academyの講師の方に紹介していただいて、契約させていただくことになりました。総合型選抜に直接的に役に立ったというわけではありませんが、自由記述や任意提出資料を作成する際に、実績としても能力としてもここで培ったことが役に立ったと思います。
入塾後、周りの仲間が優秀であることに焦り、「私も頑張らなきゃ」という気持ちになったからこその挑戦だったと思います。このような環境のおかげで、日々自分の成長を感じながら、課外活動と受験対策を両立させることができました。

(2) 総合型選抜の対策方法


総合型選抜の受験生として行った対策としては、主に出願書類の作成です。SFCの総合型選抜は出願条件で資格等が求められないため、毎年多くの受験者がいます。その中で合格を勝ち取るためには出願書類の充実が不可欠でした。
オンラインでの個別指導の授業などを通し日々自分と向き合い、「論理」について意識しながら志望理由書や任意提出資料を書き上げていきました。
もちろん、2次試験前には面接対策に重点を置いて対策をしました。これまでの書類作成のプロセスをうまく言語化できるようにするために、多くの講師の方々に面接練習を依頼しました。



(3) 併願対策について


中には多くの大学学部に出願しすぎて、結果としてどれも中途半端なクオリティの書類が完成してしまうというケースが多々あります。そうならないよう、志望校はある程度絞るべきだと考えています。
どんなスケジュールで受験対策をしていた?


まず、用意されているカリキュラムを通して、総合型選抜を受験するにあたって必要な日本語力(書く力、読む力、聞く力)、そして自己理解を深めていきました。志望理由書など出願書類を書く際には、学術的な論理展開をする必要があるなど、トレーニングが必要になります。
トレーニングの結果、情報と情報のつながりを検証するクセがついたことで文章力が飛躍的に向上したと思います。この力は受験だけではなく、その先の就活や仕事でも活かせる能力になるため、毎回の授業で成長を感じることができて楽しかった記憶があります。
そして膨大な量の出願書類を書き上げるために、SFCに合わせた書き方で志望理由書を書き上げていきました。
SFCでは、特に2次試験の面接が重要になってきます。なので、1次試験の結果が発表される前から対策に取り組んでいました。「自身の研究で実現したいもの」について具体的な研究計画や実現イメージが考えられていると、対策がスムーズにいくと思います。

生徒様それぞれに合わせて、最適なパートナー(担任講師)をセット致します。少しでもBlue Academyについて質問やご意見、また受験ついての不安がありましたらこちらからお問い合わせください。
SFCの総合型選抜対策におけるポイントは?


ポイント1 |研究計画を実現手前まで考え尽くす

ポイント2 |夢の断捨離を行う

一般入試の対策について


総合型選抜での受験は高校1年生の10月頃に考え始めたので、「総合型選抜で必ず合格する」という強い意志のもと、対策に取り組んでいました。このように自分の考えを明確にすることは受験勉強において非常に大切なことだったと思います。
結果として志望校に合格できましたが、皆さんは自分の適性に合わせて受験戦略を考えてみてください。
総合型選抜対策で身につけた能力は?


入塾したての頃は作文と小論文が混同してしまい、思うような文章が書けませんせんでした。しかし、地道に基礎を固めていった結果、塾内で小論文の最高得点を取れるまでに成長しました!
総合型選抜受験を通し、一般受験の試験勉強などでは身につけることのできなかったような能力を獲得し、自己成長を果たすことができたと自負しています!
私の受験期のスケジュール




日々のスケジュール作成から長期的な学習計画まで、自分1人ではここまで管理することができなかったと思います。
自身の将来像を明確にし具体的な行動計画を立てられたことも、総合型選抜を選んだからこそだと思います!
まとめ
今回の記事では慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に合格された神原さんに、気になるあれこれをインタビューしてみました!
どのようなスケジュール感で対策をすべきなのか、総合型選抜で合格を獲得する上で重要なポイントなど、参考になる情報が盛り沢山になっています。
ぜひ、この記事をブックマークに共有したり、お友達に共有していつでも読み返せるようにしておいて頂けたら嬉しいです!
SFCの総合型選抜について少しでも疑問点がある!
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中村京香
CLEA.株式会社 代表取締役 /ブルーアカデミー塾長 どんな学生でも逆転合格させる『神の手』名門城星学園幼稚園/小学校から清風南海中学/高等学校に進学。高校時にはニュージランドに単身留学し、飛び級帰国の後、横浜国立大学経営学部に進学。幼稚園/小学校/中学/大学受験を網羅している受験のエキスパート。関西圏の入試事情や帰国生入試にも精通。