早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「早稲田大学教育学部 帰国生入学試験」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
Blue Academyでの有料カリキュラムから一部を抜粋してお届けしている内容ですので、公開が予告なく終了する場合があります。
早稲田大学教育学部では、一般選抜の他に帰国生入学試験という入試方法が用意されています。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
帰国生入学試験で合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
- 入試日程
- 倍率
- 試験内容
- 出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず、早稲田大学教育学部の帰国生入学試験の入試日程についてです。
上智大学の公募推薦が10月、立教大学が9月中旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切なことに対して、早稲田大学教育学部の帰国生入学試験では6月13日(木)~6月27日(木)と非常に早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、6月頭に書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
早稲田大学教育学部の帰国生入学試験における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、概ね3.0倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね3.0倍で推移しているということは、
その他の大学と比較しても、平均的な倍率になります。この程度の倍率であれば、併願校を3〜5校程度、類似する偏差値帯から選んでおけば、浪人や一般入試まで持ち越し受験のリスクは避けられる傾向にあります。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
早稲田大学教育学部の帰国生入学試験には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、早稲田大学教育学部では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、「提出書類」学科によっては「筆記試験」「面接」の2つか3つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験 (教育学科教育学専攻生涯学習専修のみ)
- 面接
の2つか3つに分けられます。
④出願条件
早稲田大学教育学部の主な出願資格の条件 以下1~4をすべて満たす者(4は英語英文学科のみ対象)次のa.b.いずれかの要件を満たす者a.日本国籍を有する者b.「出入国管理及び難民認定法の別表第二」に掲げる者 次のa.b.いずれかの要件を満たす者 a.出願時に日本の教育制度以外の過程にて教育を実施する日本孤高外所在の中等教育機関に在籍し、2025年3月31日までに卒業(修了)見込みの者 b. 日本の教育制度以外の過程にて教育を実施する日本国外所在の中等教育機関を卒業(修了)し、かつ出願時に卒業(修了)後1年以内の者 日本国外に所在する外国の中等教育機関において、最終学年を含め、2学年以上継続して在籍した者、もしくは在籍予定の者 英語英文学科への出願においては、日本語能力試験N 1・1級を有している者 |
出願条件では、成績などで制限をかけているということはありません。しかし、出願資格の項目については細かく設定されています。必ず入試要項を参照の上、出願資格に当てはまっているか確認しましょう。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです
帰国生入学試験で早稲田大学教育学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で最短で合格するための対策方法
ここでは、早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
①書類審査
早稲田大学教育学部の帰国生入学試験では、
・「出願票①②」
・「志望者情報Webno登録時の申請通知メールのプリントアウト」
・「高等学校の卒業証明書もしくは卒業見込証明書」
・「高等学校の早期卒業証明書」 ※該当者のみ
・「海外大学の在学証明書または在籍期間証明書」 ※該当者のみ
・「成績証明書」
・「外国語外部試験の結果」
・「日本語外部試験の結果」 ※英語英文学科への志願者のみ
・「パスポートのコピー」
上記の書類を提出する必要があります。
書類の形式には、細かい指定があるものもあります。要項で必ず確認し、用意するようにしましょう。
以下、特に重要と考えられるものについて説明します。
(1) 成績証明書
まず、成績証明書についてです。
日本語または英語で作成された証明書の原本を提出します。
日本の高等学校の過程該当する、中等教育機関の最終3年間の成績証明書を提出する必要があります。3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策です。他の提出書類と比べ長期間での努力が求められるため、早めの意識が必要です。
また、細かい提出形式については要項に記載があります。よく確認し準備してください。
(2) 外国語外部試験の結果
次に、「外国語外部試験の結果」についてです。早稲田大学教育学部の帰国生入学試験では、どちらの学科においても外国語外部試験の結果の提出が求められています。
この入試方式では、TOEFL iBTまたはIELTS Academic Moduleのみが有効です。
各試験の具体的な提出物については、要項をよく確認し不備が無いよう提出しましょう。
また、出願に際してスコアの制限はありませんが、より高いスコアの結果1回分を提出するのが良いでしょう。
(3) 日本語外部試験の結果 ※英語英文学科への志願者のみ
最後に、「日本語外部試験の結果」についてです。この書類は、英語英文学科への志願者のみ提出する必要があります。
2024年度入試の場合、2023年12月回までに受験したものが有効です。
また、「認定結果および成績に関する証明書(原本)」の提出のみ受付けられます。
要項を確認のうえ、正しく提出しましょう。
②筆記試験の対策方法 ※教育学科教育学専攻生涯教育学専修志望者のみ
まず、この筆記試験の概要について説明します。
前述の通り早稲田大学教育学部の帰国生入学試験の場合、2段階での選考は行われません。その代わり筆記試験を全員が受けるため、他の大学よりもライバルの多い試験となっています。
制限時間は、60分。内容としては、基本的な国語の文章題2問となりそうです。
問題自体のレベルはあまり高くないため、正答率がカギになります。制限時間の中で、1問1問丁寧に解くよう心がけましょう。問題では、接続詞や語句、慣用句の穴埋め、漢字の問題など基本的な日本語の出題があります。
そのため、練習方法としては同じようなレベルの問題に制限時間を意識して取り組むことをお勧めします。共通テストの現代文の範囲などを使って練習するのもよさそうです。
また、早稲田大学では過去問題を公開しているため、必ず取り組みましょう。
③面接の対策方法
早稲田大学教育学部の帰国生入学試験入においては、面接が必ず行われます。
要項などに面接の詳細の記載はありませんが、基本的な面接の練習を積んで本番に
望むようにしましょう。
提出書類で聞かれることのなかった、志望理由などは高い確率で質問されると考えられます。志望学科のカリキュラムや教授などを参考に、具体的に志望理由が話せるようにしておきましょう。
面接の対策として具体的には、
(1) 相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
(2) 面接官の深堀りにも対応できるように発言できるようにする。
の2つが挙げられます。
(1) については、実際に行われるような状態で何度も練習することで、何を問われるのか、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
(2) について、大学の教授は問われた内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、より細かく聞いてくる可能性があります。大まかな内容だけでなく、具体的に答えられるよう意識しましょう。
まとめ
今回の記事では「早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で合格するために最短ルート」として、
①帰国生入学試験で早稲田大学教育学部に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
②早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも早稲田大学教育学部に帰国生入学試験で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな早稲田大学教育学部の帰国生入学試験への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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