明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AOで受かるには?といった記事や動画を良く目にしていませんか?
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試を使って大学受験で成功したいという高校生であれば、一度は「明治学院大学法学部グローバル法学科 自己推薦AO入試 」と検索したことがあるでしょう。ただ、せっかく検索してみても、募集要項のまとめや抜粋などばかりです。本当に志望校合格を目指している学生に寄り添う、有益な情報は多くありません。
本記事では、明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AO入試で出願するに当たって知っておくべき情報を全て網羅していきます。合格への最短ルートと題して、具体的な対策方法も、知っていただけますので、是非最後まで最後までお読みください!
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明治学院大学では、一般選抜の他に自己推薦AO入試という入試方法が用意されています。2024年の現在は法学部、経済学部、社会学部らといった学部を、自己推薦AO入試を通じて、受験可能です。
まずは、最低限、受験生として把握しておくべき受験詳細や傾向を知りましょう。
自己推薦AO入試で明治学院大学法学部グローバル法学科合格にしたいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
①入試日程
②倍率
③試験内容
④出願条件
の4点を具体的に解説しつつ、受験生として留意すべき点もお伝えしていきます。
①入試日程
まず、明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試の入試日程についてです。
上智大学の公募推薦が10月、学習院大学が10月下旬、主要国公立大学などが10月以降の出願締切であることに対して、明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試では9月27日と比較的早いタイミングで出願が締め切られます。
そのため、夏休みが終わる頃にやっと、書類が仕上がっているような状態のようでは、かなり綱渡なギリギリの受験を強いられます。また、一次の書類試験の突破から、間髪入れずに二次試験が行われます。一次に受かってから二次試験の対策をしよう、と考えているようでは合格はさらに難しくなります。
総合型入試において、併願が可能で、特に人気がある大学には青山学院大学、立教大学、中央大学などが挙げられます。その他明治大学や法政大学では、受験先の学部や受験方法によって、併願か専願かが分かれ、国公立大学や学校推薦型選抜だとほとんどが専願による受験です。
②倍率
明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試における倍率の推移をそれぞれみていきましょう。
各年度をみてみると、概ね1.5倍前後に落ち着いています。総合型選抜という新しい入試形式の普及や、一般選抜での合格が難しくなっていることがあり、各大学の総合型選抜では、倍率が上がりつつあるなかで、概ね1.5倍で推移しているということは、出願しない理由がありません。かなり高い確率で合格が可能なため、万全の準備を持って確実に合格を狙いましょう。また、MARCH、関関同立などもう1段階高いレベルの大学を、チャレンジ校として受験することもできます。
入試日程や倍率をただの“数字”として捉え、読み流すのではなく、しっかりと受験者動向の把握や自身の受験計画の立案に活かすことが重要です。受験は戦略と対策の開始時期が明暗を分けます。
続いて、試験内容と出願条件を確認していきます。
③試験内容
明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試には受験方法が、一つしかありません。他の大学の推薦入試においては、複数の受験方法が設定されている場合もありますが、明治学院大学では自身に合った試験方式を選ぶ必要はありません。
その試験は、志願票、高等学校調査書、出願資格証明書、志望理由書(1000字以内)、エントリーシート、小論文、学科試問(英語)、面接の8つによって総合的に判断し、合否判定を行うというものです。
大きく分けると
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つに分けられます。
一次試験に受からなければ、次の試験に進むことができないため、出願者全員が書類審査の段階でハイクオリティな書類を用意しておく必要があります。評定平均や英語資格のスコアが悪い場合、最初から足ぎりにあう可能性もあります。
また、一次合格を達成できた場合でも慢心せず、8つの考慮要素の全てを丁寧に引き続き対策する必要もあります。面接やディスカッションなどの「直接受験生と対峙する場所」で面接官たちは受験生の真価を見極めようとします。
一次試験段階で、書類を代筆してもらうことや、嘘や誇張を書くなどをしていると、勿論、二次試験で不合格になります。同時に、書類の準備にかかりきりで、小論文や学力試験などの対策を一次合格後にやっと始めた、なんてことも同様に危険です。多くの学習塾が、一次試験段階までに小論文を重要視しない傾向にありますが、実は早期からの小論文対策が重要です。
小論文の対策方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
④出願条件
明治学院大学の主な受験条件受験の条件 2025年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、明治学院大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。 出願資格「英語の評定平均値4.2以上」または、「各英語検定が基準スコア以上」 |
出願条件は、一般的な総合型選抜や推薦入試の場合には評定平均と英語資格の2点を確認しておけば、「自分は出願の資格を満たしていなかった、、」と後から困ることはありません。帰国子女入試の場合には、細かな海外在住歴を問われたり、国際バカロレアを活用した試験には別途スコアが必要なるケースもあります。
一つ目の条件では、総合型選抜という形をとっていることから、他大学との併願は可能ですが、合格した場合は必ず進学する必要があります。他の大学の条件と異なる場合があるため注意してみておきましょう。
二つ目の条件では、出願資格として、必要な学習成績として評定、あるいは外国語試験の条件が定められています。明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試では、実用英語技能検定をはじめとして、様々な外国語試験で条件を満たすことができますが、他の学部と比較した際に、比較的高い難易度の試験で受験条件を満たすことができます。
また、英語資格を持っていなくても、国内の外国人学校に、日本の高等学校または中等教育学校と同等の課程の最終学年を含め3年以上在学した者、もしくは在学する見込みの者であれば、出願資格を満たすことが出来るのもこの学部の特徴です。
・現在高校3年生である
・英検で2級以上をまだ取得していない
・評定が4/5以上とれるかわからない
・特別な課外活動や実績などがない
・大学で学びたい具体的な科目を5個以上調べ終わっていない
・大学で所属したいゼミと教授の氏名が今すぐに答えられない
この中で1つでも当てはまる項目があれば、今すぐにでも対策を始めるべきサインです。
自己推薦AO入試で明治学院大学法学部グローバル法学科に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識を4つの項目に分けて、紹介していきました。
基礎知識を十分にインプットできた後は、具体的にどのような対策を進めていくべきかについて、知っていきましょう。
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明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AO入試で最短で合格するための対策方法
ここでは、明治学院大学に自己推薦AO入試で合格するために必要な対策方法を先ほどの
- 書類審査
- 筆記試験
- 面接
の3つの観点から、それぞれ、お伝えしていきます。
① 書類審査
明治学院大学 法学部 グローバル法学科の自己推薦AO入試では、書類審査として
(1) 志願票
(2) 高等学校調査書
(3) 出願資格証明書
(4) 志望理由書
(5) エントリーシート
の5つの課題を課しています。
(4)の「志望理由書」は学部学科ごとで自己推薦書に代わるなど異なりますが、「志願票」、「高等学校調査書」の2つはどの学科でも共通の項目となります。
(1) 志願票について
志願票については明治学院大学所定の用紙への記載が義務付けられており、氏名、受験する学部学科などを正しく記載する必要があります。
もしもこの書類に不備などがあると、志望する学科を受験できないなど、トラブルになりかねません。提出する際には、何度もチェックするなど細心の注意を払いましょう。
(2) 高等学校調査書について
この調査書が提出書類として課されている理由は2つあります。
まず、大学側が応募している学生の評定平均を確認するためです。
公募推薦応募の条件とされている「各学科の指定する学習成績の状況(評定平均値)を在学全期間を通じて満たす者」を満たしているかを確認するのが、この高等学校調査書です。
明治学院大学は、在学全期間(3学期制の学校であれば、1年~3年1学期まで、2学期制の学校であれば、1年~3年前期までの成績が提出対象)の成績が記載された調査書の提出を求めていることから、3年間の平均評定を少しでも上げることが一番の対策となります。他の提出書類と比べ長期間での努力が求められます。
また、法学部 グローバル法学科では、英語の評定平均値のみが評価の対象となります。
ですので、こちらの学科を第一志望にする際は、一学年の内から、特に英語に重点をおいた学習を継続する必要があります。
そして2つ目としては、その受験生が客観的に他者からどのように見られているのか、評価されているのかを確認するためです。
調査書では、3年間の受験生の高校での過ごし方などを記載する欄が設けられています。そんな調査書は、高校の担任の先生が書くことになっています。
つまり、担任の先生に調査書に、しっかりと自信をアピールできるようなことを記載してもらうよう交渉することで自己アピールの場を増やし、合格チャンスを増やすことができるのです。
普段から先生と、自身の活動であったり将来の夢などの話をシェアし、調査書では自身の魅力が伝わるようなことを多く書いてもらうようにしましょう。
(3) 出願資格証明書について
先ほどの出願資格でも少し触れましたが、法学部 グローバル法学科では、出願資格に、英語の評定平均4.2以上、または、英語資格での一定の基準以上のスコアが求められますが、他にも
1. 出願時点で、海外において現地の教育課程に基づく正規教育機関に2学年以上継続して在学し、海外経験豊富な方。
2. 国内の外国人学校に、日本の高等学校または中等教育学校と同等の課程の最終学年を含め3年以上在学した者もしくは在学する見込みの方。
であれば、英語資格を持っていなくても、出願資格を満たすことが出来ます。自身の状況を、これらの出願条件と照らし合わせて、無駄なく正しい準備が出来ると良いでしょう。
(4) 志望理由書について
志望理由書では、自分がなぜこの大学、学部で学びたいのかという考えを、文字数に注意しながら明確に書き記す必要があります。
志望理由書では、大学側が、あなたが
1.これまで何をやってきたのか
2.この学校で何をしたいのか
3.社会に出て何をしたいのか
といった3点を問うています。
この3点について、自身の考えを具体的に述べることが志望理由書の基礎になります。
参考までに、下に明治学院大学が公表している、AO入試において求める人材について掲載します。
1.急速にグローバル化する政治・経済・文化状況に関心を持っていること。
2.①異文化理解と②実践的なコミュニケーション能力に裏付けられた③法的な解決能力を身につけた上で、「世界市民」として国境を越えて活躍しようとする高い志をもっていること
3.英語に対する強い関心と潜在的な能力を持つとともに、法的な知識と思考方法に興味をもち、現代社会において生じる様々な問題を法的な観点から解決しようとする意欲をもっていること。
これらの情報から、自分が大学側の求める人物像に当てはまっているということをアピールするような志望理由書を書くことができれば、高評価を得られるでしょう。
自分のこれまでの経験や能力に基づき、自分がどのような人間であり、そうした自分が自身の経験を大学でどのように生かせるのかを分かりやすく説明出来るかが重要になってきます。
また、法学部 グローバル法学科の志望理由書は、1000文字以内という制限があります。志望理由書は、内容、構成の二つが重要となります。
先生や講師に添削をお願いするなど、積極的に周りの人間を頼っていくことも、AO入試で合格するために必要になります。
(5) エントリーシートについて
明治学院大学所定のエントリーシートでは、学歴、所有している外国語資格、得意な外国語、これまでの活動歴、受賞歴、職歴を記載する必要があります。
これまでの自身の経歴を、漏れなく適切に記載しましょう。
②筆記試験の対策方法
まず、この筆記試験の概要について説明します。前述の通り明治学院大学の自己推薦AOの場合、一次選考の書類審査に合格した後、二次選考で英語の学科試問、小論文が課されます。
学科試問の英語は、試験時間は60分。内容としては、穴埋め、和訳、下線部を日本語で説明させる問題、そして英作問題と、一般的な英語長文問題と同じような問題が出題されます。
小論文では、試験時間は60分。問題内容としては、法、インフラ、環境に関する内容など、毎年様々なジャンルから出題されており、より多くの分野の学習が必要になります。
問題は二問構成となっており、筆者の考えについて、用語を用いながら説明する問題、筆者の主張に対する自分の考えについて述べる問題が出題される傾向にあります。
特定の分野に関する問題が出題されるため、前提知識と自身の意見を正しく述べる力の両方が求められる試験内容となっています。
この筆記試験の対策として次の3つの方法を紹介します。
(1) 英語長文読解を中心に学習を進める
(2) 受験する分野に関する小論文をとにかく解く
(3) 関連分野の知識、時事情報をインプットする
(1) 英語長文読解を中心に学習を進める
明治学院大学 法学部 グローバル法学科の二次試験の英語では、英語の長文読解能力が問われる問題が出題されます。
英語の長文読解では、文法、語彙、文章読解など、様々な能力が必要とされます。長文読解能力を高めるには、とにかく多くの文章を読むしかありません。日頃の学習から、様々な分野の英文を読むことをおすすめします。
また、一度解いた問題は、解いたら終わりにはせず、文構造(S,V,O,C)を分析する、単語をチェックするなど、継続的に復習を行うことが重要になります。
また、英語長文読解の肝となるのは、単語力です。市販の単語帳を使用して、一般的な英単語を覚えるのはもちろん、法や環境に関する英単語をリストアップして覚えることも、この学科の試験において高得点をとるために有効です。
英単語の学習は時間・場所を問わず継続して行うことができるので、一語でも多く覚えられるように努力しましょう。そうした積み重ねが大学受験において合否を分けます。
また、実際に英文を口に出して音読をするのも、英語を英語として理解する力を養うのにとても効果的です。
(2) 受験する分野に関する小論文をとにかく読む
最近では赤本に公募推薦の過去問が乗るようになったりなど、過去のデータも豊富なだけでなく、専門塾などで独自の問題が作られていることが多くあります。
小論文の試験では自分の考えを論理的に文章にする必要があります。日頃から文章を論理的に書く練習をすることが必要です。
論理的な文章を書くためには、まず小論文を読むところからスタートです。
様々な文章を読むことで、筆者の主張や重要なことが書かれている場所の予測が出来たり、文の伏線などが見えてきます。
まずは量をこなして、小論文に慣れることが重要です。
(3) 関連分野の知識、時事情報をインプットする
こちらに関しては、事前書類の対策と重なる部分がありますが、その分野の入門書を読んだり、ニュースを見たりすることで知識をインプットすることができます。
通学中の時間や空き時間を有効活用して、様々な情報を吸収できると良いです。また、インプットだけでなく、読んだニュースや情報に対する自身の考えを書き出したりするなど、アウトプットを意識しながら取り組むと、より効率的な学習を進めることが可能です。
明治学院大学の教授が書いている本や記事にも目を通しておくなど、より幅広い対策をとっていきましょう。
③面接の対策方法
明治学院大学の自己推薦AO試験で行われる面接は、提出書類の内容に沿った質問が中心となる一般的な面接です。
様々な提出書類が求められ、提出書類が出来次第すぐに面接の練習に入ることがおすすめです。
対策として、2つの方法を紹介します。
(1) 相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする。
(2) 面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする。
(1) 相手に実際に書類を見てもらいながら、面接練習を何度もする
この試験では、受験生がどのような考えを持っているか、どのような人間性を持っているのかが見られます。
実際に行われるような状態で何度も練習することで、自身が書類で何について書き、それをどのように説明すればいいかを頭のなかで整理することができます。
同じ質問で練習するのではなく、多くの人に面接練習をしてもらい様々な人からフィードバックを受けましょう。
(2) 面接官の深堀りにも対応できるように書類内容の理解を深め、発言できるようにする
大学の教授は課題で書かれている内容や意見について本当に理解しているかを確かめるために、書かれている内容以上の専門的な内容などを聞いてくる可能性があります。
書類内容を振り返るだけでなく、専門的な話題に関する情報収集や、大学・学部に関する知識を蓄え、想定されるあらゆる質問に答えられる力を身につけましょう。
まとめ
今回の記事では「明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AO入試で合格するために最短ルート」として、
1:自己推薦AO入試で明治学院大学法学部グローバル法学科に合格したいなら、絶対に知っておくべき基礎知識
2:明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AO入試で最短で合格するための対策方法
の2点について、ご紹介しました。
受験は競争です。相対的に周囲の受験生より一歩先を進むことが重要であり、受験する大学学部のそれぞれ特徴をしっかりと調べて抑えているだけでは、合格は難しいでしょう。
受験合格の秘訣は、「知っていること」や「優秀なこと」ではなく、「正しい戦略」とそれに基づいた「正しい時期に行った正しい量の努力」です。
また、今回お伝えしたノウハウは、あくまでも明治学院大学法学部グローバル法学科に自己推薦AO入試で最短で合格するための対策方法であって、確実な合格方法とは、また異なるものです。
最短での合格方法や、コスパ・タイパの良い受験を追い求めることは悪いことではありませんが、同時にリスクも伴います。
Blue Academyではそんな明治学院大学法学部グローバル法学科の自己推薦AO入試への対策は勿論のこと、本記事では公開できなかった受験の必勝法・限定情報だけでなく、高校生が志望校に確実に合格するための、併願剪定・受験対策を一気通貫で提供しております。
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